毎日新聞 2025/7/6 06:00(最終更新 7/6 06:00) 有料記事 2017文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷選挙戦が始まった参院選。候補者の第一声を受け、気勢を上げる支持者たち=高知市で2025年7月3日午前9時39分、小林理撮影 高知城を望む通り沿いに出店がいくつも連なる。高知市の名物「日曜市」。選挙となれば、候補者たちが遊説に訪れるスポットだ。 店を一軒ずつ回り、握手したお年寄りの男性から掛けられた言葉がある。「高知で何ができるのか」「諦めだったのかも」 2016年夏の参院選。弁護士の大西聡さん(62)は徳島・高知選挙区に立候補していた。初めて「合区」が導入された選挙だった。 隣県の徳島で生まれ育ち、地元で法律事務所を構えていた。「山を越え、名前や出身を伝えることから始まる」。高知の有権者にももちろん顔を覚えてもらわないといけない。両県を行き来する生活が始まった。 2日間での移動距離が300キロ超になったこともあった。徳島県南部の阿南市から県境の四ツ足峠を越え、高知市内に1泊した。翌日は再び徳島側に戻り、北上して淡路島の対岸の鳴門市で有権者と向き合った。 結果、国政には手が届かなかった。参院選が始まった今、日曜市で声を掛けられた男性を思い出すと、さまざまな考えが頭を巡る。 「高知が抱える事情をよく勉強してほしい」と期待してくれていたのかもしれない。ただ、本当にそれだけなのか。徳島の人でも、高知のために頑張ってもらうしかないという「諦め」だったのかもしれない――。「1票の格差」解消目指し 参院の定数は248で、都道府県単位の「選挙区」と「比例代表」で構成される。このうち選挙区は148の議席を人口に応じて各県に振り分け、3年に1度、半数を改選している。 悩まされてきたのが「1票の格差」だ。議員1人当たりの有権者数が選挙区によって異なるために生じる。投票価値の平等を定めた憲法に反するとして、弁護士グループが裁判を繰り返してきた。…この記事は有料記事です。残り1305文字(全文2017文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>