毎日新聞 2025/7/6 07:30(最終更新 7/6 07:30) 有料記事 4162文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷名人への挑戦権を獲得し、笑みを浮かべながら取材に応じる永瀬拓矢九段=東京都渋谷区の将棋会館で2025年3月5日午前2時5分、藤井達也撮影 第83期A級順位戦をともに6勝3敗で終えた▲永瀬拓矢九段と△佐藤天彦九段が名人挑戦権を争ったプレーオフ。佐藤九段が決断よく攻めてリードを奪ったが、勝負どころで踏み込みを欠いたところを永瀬九段が逆襲し、押し切った。観戦記を担当した椎名龍一さんは「棋士や棋士を目指す者は皆ロッキーのように思える」と書いたが、この日の永瀬九段は昼食までもロッキーをほうふつとさせた。第1譜(1―23)▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △9四歩▲2五歩1 △8八角成 ▲同銀 △2二銀▲9六歩 △3三銀 ▲4八銀 △7四歩1(第1図)▲6八玉3 △2二飛1 ▲5八金右3△6二玉1▲7八玉 △7二玉1 ▲3六歩6 △6二金23▲3七銀16 △4四歩15 ▲4六銀9(第2図)(持ち時間各6時間 消費▲38分△42分)挑戦権を懸けた大一番 全局を終えたA級順位戦は6勝3敗で佐藤天彦九段と永瀬拓矢九段が並び、プレーオフにもつれ込んだ。藤井聡太名人への挑戦権を懸け、両対局者の棋士人生の大きな分水嶺(ぶんすいれい)となるであろう一番は3月4日、東京・将棋会館で行われた。 記録係を務める野田澤彩乃女流初段の振り駒も重たい。偶然と運の産物と分かってはいるのだが、5枚の歩がどちら向きに着地するのかは両対局者にとって大きな意味を持つ。振り駒はと金が3枚出て永瀬の先手に決まった。 両対局者とも先手・後手どちらの作戦も練ってきていたはずで、オープニングの指し手は速かった。△7四歩(第1図)が佐藤の用意してきた後手番の作戦。…この記事は有料記事です。残り3509文字(全文4162文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>