安倍氏地元で教団「不許可」 蜜月の終わり「あれだけ応援したのに」

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有料記事編集委員・沢伸也 高島曜介2025年7月7日 5時00分 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の下関家庭教会(山口県下関市)で4月1日午前10時ごろ、電話が鳴った。「市長が記者会見で話した通り、貸せなくなったのでご承知おきください」 市営施設の責任者からだった。前田晋太郎市長は前日、「司法の判断に従う」として教団の市施設利用を許可しない考えを表明していた。 教団にとって下関は特別な土地だという。創始者である故・文鮮明(ムンソンミョン)氏が1941年、留学のため船で初来日し、降り立ったのが下関とされる。その記念行事を毎年、30年以上にわたって開き、国会議員や県議も参加してきた。 市役所からは4月30日、正式に「使用不許可通知書」が届いた。「裁判所から解散命令を命じられた貴法人に対する妨害活動等が生じることが具体的に予測される」深流Ⅴ 安倍氏銃撃から3年 市が一転して不許可にした理由に挙げたのは、3月25日の東京地裁による解散命令だった(教団は東京高裁に即時抗告中)。 教団の地元信者で作る団体による申請も、同様の理由で不許可だった。「あんなに応援してきたのに」。教団側の幹部からはそんな声が漏れた。銃撃事件から3年 安倍晋三元首相(当時67)が参院選の演説中に撃たれ、死亡した事件から8日で3年となる。解散を命じられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)がいま何を考え、どこに向かおうとしているのかを連載で描く。「信じていた」「納得いかない」 教団側の嘆き 下関は、3年前の銃撃事件で…【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人沢伸也編集委員|調査報道担当専門・関心分野埋もれている社会問題高島曜介東京社会部|調査報道担当専門・関心分野事件、外交、安全保障旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題が関心が高まっています。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月7日 (月)被爆体験「伝えず」28.3%住民なりすまし 国が対策へマスク氏「アメリカ党」結成7月6日 (日)自公、過半数は微妙 序盤情勢欧州で徴兵制の復活 広がる通知表、学年末のみを検討へ7月5日 (土)英ダガー賞に王谷晶さん広がる退職代行、実は違法?悪石島の13人、島外避難7月4日 (金)参院選スタート在沖米軍が沖縄県庁訪れ謝罪富士山吉田ルート、山開きトップニューストップページへ日産が鴻海とEV協業を検討、追浜工場で生産案 雇用維持の可能性20:06米テキサスの洪水、死者51人に キャンプ中の少女27人行方不明17:39フジテレビが検証番組、中居氏問題「場当たり的対応」 日枝氏は出ず13:15小1で脳腫瘍、ムスッとした思春期 25歳で気づいた「話す」意味17:00母の背中の傷で初めて知った被爆 広島から長崎へ避難し「二重被爆」11:01「兄のような警察官に」西日本豪雨から7年、背中追いかける弟の誓い20:30