24色のペン毎日新聞 2025/7/7 06:00(最終更新 7/7 06:00) 有料記事 2266文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ソウル市立美術アーカイブに展示された写真家、高橋健太郎さんの作品「そばにある不在」=ソウルで2025年7月1日午後4時32分、日下部元美撮影 「我々は絶えず異なる川に染み込む」。韓国・ソウル市立美術館の分館「ソウル市立美術アーカイブ」で7月27日まで開かれている企画展の名前だ。 7人と1団体の芸術家の作品を集めたプロジェクトで、主に国家権力などによって覆い隠されてきた個人や共同体の歴史を扱う。日本からも写真家の高橋健太郎さん(35)が参加した。作品は、1970年代に沖縄で元慰安婦であることを証言した朝鮮半島出身者に焦点を当てた内容だ。 ソウル市立美術アーカイブは、2023年4月に韓国で初めて「韓国現代美術」の資料・記録を所蔵する公的美術館として開館した。入場は無料だ。美術館を訪れると、学芸員の女性が「ガイドはいかがですか?」と声をかけてくれた。企画展には韓国のクイア(性的少数者)や米軍政下の済州島で起きた住民虐殺「4・3事件」などの記録や作品が並んでいる。 女性によると、いっぷう変わった企画展名は、古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの「同じ川に2度入ることはできない」との言葉から着想を得たという。万物は常に変化し続けているという意味で、韓国近現代史を再解釈する試みだ。「『染み込む』には共感の意味合いがある」。女性はそう話し、「歴史的な記録は変わらないと考えがちだが、時代や個人によって感じ方は違う。作品は記録を通して生まれた異なる共感と経験を表している」と解説した。 高橋さんの作品「そばにある不在」は、沖縄が日本に復帰してから3年後の75年に、元慰安婦であることを明かした朝鮮半島出身者の「足跡」を追うような作品だ。その人が歩いたであろう道や、生前に使用していた日用品の写真が展示されている。 元慰安婦の名前は公開されている。だが…この記事は有料記事です。残り1561文字(全文2266文字)【前の記事】粛粲寶と青空子=堀井泰孝関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>