毎日新聞 2025/6/2 11:15(最終更新 6/2 11:15) 909文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷長崎県内の「コメどころ」の諫早市で栽培されているコシヒカリ=同市で2025年5月31日午前8時37分、松尾雅也撮影 農相の交代、政府備蓄米の「5キロ約2000円」での流通などコメを巡る情勢が揺れ動く中、長崎県内の事情はどうなっているのか。5月末、スーパーマーケットや消費者、生産者らの声を聞いた。 「週に3日は店頭にコメがない。お客さまからも『コメはないのか』との問い合わせが多い」。対馬市にあるスーパーの店長はため息をついた。この店ではコメの品薄状況が続き、一時期は入荷していた台湾米もなくなった。同市では他のスーパーからも発注通りの数量が入荷されないとの声が聞かれた。Advertisement 対馬市で地元産のコメにこだわった飲食店を営む男性(34)は「コメが手に入らず、6月は平日のランチ営業を見合わせる。販売店が少ない離島ではコメを手に入れるのが難しい。農産物直売所に高齢者がコメを求めて列をなしているのも目にする。ネット注文や遠方への買い出しができない離島の高齢者にとって深刻な問題では」と話す。 五島市のスーパーでは、福岡県や佐賀県の業者からコメを週2回仕入れているが、「100袋入荷しても2日で売り切れる」。壱岐市のスーパーの担当者は「仕入れ値が高騰し、パックご飯も値上がりしている。麺類やパン類の売り上げも増えた。(一部で5キロ約2000円で流通が始まった随意契約の)政府備蓄米は、市内では随意契約ができた大手流通系の店舗でしか扱えないのでは」と語った。 長崎市や佐世保市、諫早市のスーパーなどでは「品切れはない」との声も聞かれた。 農林水産省が5月26日に発表した同12~18日の全国のコメの平均販売価格は5キロ4285円で前年同期比の2倍以上。同省の統計によると、2024年の県内のコメの作付けは9420ヘクタール、収穫量は4万5900トンだった。 作付面積、収穫量とも県内の市町で最大の諫早市でコメ作りをする男性(40)は「5キロ4000円台は、農家がやっと採算が取れる適正価格。農家の後継者がなぜいないのかを国は真剣に考えてほしい」。合わせて「主食が高騰するのは良くないという点は理解できる。国は単に備蓄米を放出するのではなく、低所得者やひとり親家庭など本当に困っている人たちの救済を考えるべきだ」とも語った。【添谷尚希、松尾雅也】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>