杉だるを「趣のある」インテリアに 老舗の酒造業者と木材会社タッグ

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毎日新聞 2025/6/1 10:30(最終更新 6/1 10:30) 777文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷古材を活用した「かくれ蔵 藤居」を紹介する藤居鉄也さん=愛荘町長野で2025年5月22日午後5時20分、伊藤信司撮影 老舗の酒造業者と木材会社が手を結び、古材をリユースする取り組みを始めた。歳月を重ねた杉だるや蔵建材をインテリアなどに活用、国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できれば、と今後の事業展開に意欲を見せている。 江戸後期(1831年)創業の蔵元、藤居本家(滋賀県愛荘町長野)では一部の酒蔵や木製道具を使わなくなり、併設飲食店「かくれ蔵 藤居」の内装などに再利用してきた。それでもケヤキやスギなどの古材がまだ大量に残り、7代目当主の藤居鉄也さん(77)は3年前、丸和産業(東近江市上平木町)社長の山田洋さん(58)に使い道を相談してみた。Advertisement 山田さんも明治初期から続く木材業の跡取りだ。銀行マンを経て家業を継ぎ、東北から九州までの4業者と連携して古材活用にも力を入れてきた。一時は外国材が多かったが、新型コロナウイルス禍や円安の影響で輸入が停滞。日本の伝統材を見つめ直していたところだった。藤居本家の古材は全国から集めた銘木が多かった。そんな美しい木目のケヤキ材でベンチを作り昨年夏、近江八幡市内の有名菓子店に導入してもらった。酒蔵跡に残された大量の杉だる=愛荘町長野で2025年5月22日午後5時7分、伊藤信司撮影 藤居本家の飲食店は酒蔵奥にあり、巨大な一枚板のカウンター、酒槽(さかぶね)と杉だるを組み合わせたテーブル、甑布(こしきぬの)のすだれなどが悠久の時間を感じさせる。藤居さんは「これらは酒造文化を伝える遺産でもあり、廃棄するには忍びない。他の店舗などでも幅広く活用していただければ」と呼びかける。 山田さんによると古い木材は十分乾燥して強度が増し、深い趣が出るという。最近もボーリングレーンを再生したテーブル、海辺の廃デッキを使った扉などに挑戦している。「古材はダイヤモンドの原石。そこに磨きをかけ、新たな魅力を発信していきたい」と話している。丸和産業(0748・23・2211)はショールームも併設している。【伊藤信司】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>