毎日新聞 2025/6/1 09:30(最終更新 6/1 09:30) 870文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷造形作品を展示する鉄の美術館=福岡県宮若市で2025年5月28日午前11時52分、岡村崇撮影写真一覧 鉄工芸作家の石橋鉄心さん(80)が設立した「鉄の美術館」(福岡県宮若市龍徳)が、訪れた人を楽しませている。創作活動に専念したいとの思いから設立した美術館には、鉄で作った戦国武将や来年のえと「午(うま)」などを展示するほか、旧産炭地をモチーフにした作品展も開催している。【岡村崇】「田川の炭坑節を踊る女性たち」を表現した作品=福岡県宮若市で2025年5月28日午前11時48分、岡村崇撮影写真一覧 石橋さんは、直方市の鍛冶屋の長男として生まれ、幼い頃から鉄と火に囲まれた生活をしていた。中学卒業後、全国各地で働きながら溶接技術を身につけた。ある時、溶接面が縄目に見えることに気づき、鉄の溶接で美術品を創作できないかと思うようになったという。Advertisement 1988年に唐津焼の十三代中里太郎右衛門氏に師事し、造形指導を受けた。その後、約10年間にわたり、日工会展などに出品し、鉄の造形作品が高く評価された。そうした中、「つくりたいものを自由に表現したい」との思いが強くなり、97年に所属していた「日本工匠会」などを退会。2002~07年ごろには、「鉄の文化を広めたい」と、車で愛犬と一緒に日本一周しながら各地で個展を催した。鉄の町として知られる釜石市で個展を開いた際には、地元の人から「鉄がこんなかたちになるのか」と感心されたという。 鉄の美術館は07年に開設。これまで創作した作品は1000点を超え、屋内には戦国武将やえとのほか、大阪城など計約200点が並ぶ。 屋外の特設スペースでは、かつての産炭地の風景を表現している。「水洗場で働く女性たち」では、石炭と一緒に掘り出された石、ボタを水で洗いながら残った石炭を取り出す様子を再現。創作活動には自身の過去の体験が大きく影響しているといい、水洗場の現場も石橋さん自身が手伝った経験があるそうだ。 また、「田川の炭坑節を踊る女性たち」では、煙突の前で輪になって炭坑節の所作を披露する姿が表現されている。 石橋さんは「さびる、固い、重たいなど、よくないイメージをもたれがちだが、鉄に表情をもたせることを大切にしている。つい触りたくなる、そう思ってもらえれば」と話している。問い合わせは鉄の美術館(0949・24・1117)。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>