鵜沼照都2025年6月3日 16時00分【動画】三沢F16デモチームがラストフライト=鵜沼照都撮影米太平洋空軍のF16戦闘機デモンストレーションチームが30日、ホームである三沢基地で解散前のラストフライトを行い、その様子が報道公開された。ラストフライト前に、デモ機をバックにポーズを決めるデモチーム=2025年5月30日午前9時26分、米軍三沢基地、鵜沼照都撮影 米太平洋空軍(PACAF)のF16戦闘機デモンストレーションチームが5月30日、ホームとしてきた青森県三沢市の米軍三沢基地でラストフライトを行った。米軍は三沢基地に配備しているF16戦闘機36機を今夏から数年かけて最新鋭のステルス戦闘機F35A48機に置き換える予定で、デモチームもこれに伴い解散する。 ラストフライトは、18代目のデモパイロットでチーム司令官のイーサン・スミス大尉が担当。三沢基地上空で、急旋回や急上昇、超低速飛行などを約15分にわたって披露した。 デモ飛行を終え着陸したスミス大尉は、チームのメンバーらに抱えられ、右翼端のミサイルを装着するハードポイントに粘着テープでぐるぐる巻きにされる手荒い祝福を受けた。「地域の一員として活動出来たことを誇りに思う。きょうは満点の出来だった」と話した。 PACAFのF16デモチームは、同機のブロック50型をデモ機にして、1995年に設立。三沢基地の第35戦闘航空団には85年からF16が配備されており、チームの拠点となった。日本国内だけでなく、韓国やインド、マレーシアなどでもF16の性能をPRし続けた。 一方、デモ飛行の目的が戦闘機の性能紹介であることから、飛行内容は急上昇や急降下、急旋回、高速機動などで構成されており、三沢基地で行われてきた訓練では騒音だけでなく事故への不安感も周辺住民に与え続けてきた。 三沢市によると、デモフライトの訓練は、多い時では年間80回を超える通告があったが、「実際に何回行われていたかはわからない」という。県や三沢市などは、通告の度に「市民に不安や苦痛を与える」として飛行中止を申し入れていた。この記事を書いた人鵜沼照都青森総局|下北・南部地区担当専門・関心分野「専門分野」は特にありません。何でも書きます。興味関心といえば「人の生き様」でしょうか。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月3日 (火)内閣不信任案なら解散検討元横綱白鵬が退職届閉山した金鉱山 外資が狙う6月2日 (月)懲役・禁錮が廃止、拘禁刑に赤字の国内線 路線維持へ議論クマ 道を避けている可能性6月1日 (日)イベント前倒し相次ぐ なぜコメ民間輸入、過去最大子ども見守り用GPS、悪用か5月31日 (土)水産物の中国向け輸出再開へ選択的別姓、法案が審議入り名なしのチョウ化石 実は新種トップニューストップページへ長嶋茂雄さんが死去、89歳 「ミスタープロ野球」の元巨人監督9:24斎藤知事の支持・反対派が列「第三者委、絶対でない」「もう詰んだ」15:53フジ第三者委が中居氏側の要求を再び拒否 見解の隔たり「埋め難い」15:30【そもそも解説】きょう投開票の韓国大統領選 政策など何が変わる?12:00「薄氷の上を歩くよう」事実婚夫婦が向き合う不安 別姓法案への期待16:00「おいしい」言い過ぎちゃう? 京の名料亭の主・村田吉弘さんが警鐘10:30