島崎周2025年5月31日 12時00分文部科学省が作った修学支援新制度の周知用のリーフレット 3人以上の子を扶養する多子世帯の大学授業料を減免する制度について、文部科学省は、学生からの申請を6月末まで受け付けるよう求める通知を各大学に出した。「期間内に申請できなかった」という学生の相談が多いという。制度変更による対象拡大や周知不足の影響とみており、十分な申請期間を確保する狙いがある。 3月末の法改正に伴い、新たな仕組みが4月に始まった。扶養する子が3人以上の世帯について所得制限をなくし、新たに学生41万人(推計)が対象となった。 支援の上限額は、授業料が国公立54万円と私立70万円(いずれも年額)、入学金が国公立28万円と私立26万円。ただ、第1子が就職して扶養を外れると、第2子以降は対象外となる。 大学が申請内容をチェックする仕組みで、期間は各大学が決めている。文科省は以前から十分な申請期間の確保を各大学に求めていたが、学生の相談が多いため、改めて時期を明示して通知した。大学ごとの期間終了後も、申請の受け付けや制度の周知をするよう求めている。担当者は「対象となりうる学生が申請機会を逃さないよう、確実に6月末まで対応してほしい」と話す。この記事を書いた人島崎周東京社会部|文部科学省担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権こんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月31日 (土)水産物の中国向け輸出再開へ選択的別姓、法案が審議入り名なしのチョウ化石 実は新種5月30日 (金)トランプ関税に差し止め命令中国人学生ビザ「取り消す」NTTドコモ、銀行業参入5月29日 (木)捜査の違法性、再び認定スポットワーク 働き手保護へ学生ビザの面接を一時停止5月28日 (水)斎藤知事ら指示の可能性基礎年金の底上げ 成立へ国公立「女子枠」が増加トップニューストップページへ数学「ABC予想」は証明されたか 論文受理から5年、論争は迷宮へ9:00随意契約の備蓄米、店頭販売スタート 「安く買いたい」長蛇の列も9:45よく分からないけどダメ 小泉進次郎氏が語る「自民のアナログ信仰」8:00「価値観共有国が連携強化を」 中谷防衛相「オーシャン」構想を提案12:15前大統領に肩寄せ泣いた大学生 「左翼」の両親と衝突し「家を出た」11:00「ママ、痛くないよ!」病室で泣いた 16歳、おなかのがんと治験薬9:00