Microsoft、Windows 7で導入されたハードウェアドライバー機能を静かに廃止中

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Microsoftは先月、Windowsのハードウェアドライバーに関する大規模なアップデートを発表し、Windows Device MetadataとWindows Metadata and Internet Services (WMIS)を廃止すると表明しました。Windows Device Metadata: PCに接続されたデバイスのアイコン、ロゴ、説明などの視覚的な情報を提供する仕組み。これにより、Windows UIがデバイスの詳細を適切に表示できるようになる。Windows Metadata and Internet Services (WMIS): デバイスメタデータを管理するためのオンラインサービス。OEM(メーカー)が提供するメタデータをMicrosoftのサーバーに送信し、Windowsがそれを取得することで、ユーザーのPCにデバイス情報を表示できるようになる。これらはWindows 7がリリースされた当時大きな注目を集めた機能で、Microsoftはこの機能を「デバイスステージ」と名付け、「Autoplayの多機能版のような新しいビジュアルインターフェース」で、デバイスに関連するすべてのアプリケーション、サービス、情報を表示することができる機能だと説明していました。機能の終了にともない、関連する情報が公式ドキュメントから削除され始めており、ドライバーに関するサポートページからは、デバイスステージの情報が削除され、また、新たにドライバー更新の詳細やUSB-C関連のトラブルシューティング情報が追加されているとのことです。今回の変更により影響を受けるのは、Windows 7とWindows 8.1で、特に古いデバイスを使用している場合に、ドライバーの互換性やデバイス情報の表示に影響がでる可能性があると考えられます。Windows 11/10では、デバイスマネージャーや「デバイスとプリンター」を通じてドライバーやデバイス情報を管理する方式へ移行しており直接的な影響はほぼないと考えられます。[via Neowin]