万博にカームダウンルーム 感覚過敏の人が見た「普及への予行演習」

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有料記事橋本佳奈2025年6月7日 12時00分 「カームダウンルーム」という言葉を聞いたことはあるだろうか。光や音などの刺激で体調が悪くなる感覚過敏の人らを落ち着かせるための場所のことだ。大阪・関西万博会場ではいたる所で見られる。近年徐々に普及してきた空間だが、当事者にとって利用しやすいものなのか。自身も感覚過敏がある有識者の視察に同行した。 カームダウンルームは、感覚過敏の人のほか、発達障害や知的障害、認知症などの人が気持ちを抑える空間。2021年の東京五輪・パラリンピックを契機に、国内の交通や公共施設などで広がりつつある。今回の万博では、日本国際博覧会協会が性別や障害などに関わらず世界中の人が利用しやすい「ユニバーサルデザインガイドライン」を策定。光や大音量などの演出があるパビリオンにはカームダウン・クールダウンルームの設置を求めた。 5月中旬、万博会場を訪ねたのは「感覚過敏研究所」(東京都)の所長、加藤路瑛(じえい)さん(19)。自身の困りごとでもある感覚過敏の課題解決に取り組む事業を13歳で立ち上げ、感覚過敏の人たちのための商品開発や情報発信をしている。幼少時から、音やにおいに敏感で、電車の中で具合が悪くなって動けなくなるなどの経験があった。「感覚過敏研究所」所長の加藤路瑛さん まず視察したのは東ゲートの…この記事を書いた人橋本佳奈コンテンツ編成本部専門・関心分野フィギュアスケート、スポーツと社会、ジェンダー、子育て、平和2025大阪・関西万博2025年4月13日に大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)が開幕しました。関連のニュースをまとめています。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月7日 (土)東電旧経営陣の責任認めずトランプ氏とマスク氏、決裂給食のウズラ卵で窒息死 提訴6月6日 (金)郵便トラック許可取り消しへ死者の8割「生活圏内」で発見任天堂がSwitch2発売6月5日 (木)李在明氏、韓国大統領に就任出生数、初めて70万人割れ朝食抜くとおなかぽっこり?6月4日 (水)長嶋茂雄さん死去 89歳ロシア、事実上の降伏を要求台風1号、まだ発生なしトップニューストップページへ証券口座、ワンタイムパスワードも突破の恐れ 同時進行で乗っ取り6:00水俣病誤記の教材問題、トライが再発防止策 正しい内容の動画公開へ11:00トランプ氏、マスク氏との対話「予定なし」 和解の動きは進まず9:30マレーシアで日本人13人拘束 大阪府警かたる詐欺の疑い、現地報道11:20うっかりPTA会長になった私の1年 活動への思いを言葉にしたら…9:00「違法捜査」確定へ、上告断念を検討 大川原化工機冤罪事件1:00