できない理由ばかりの厚労省 首相の前向き答弁でやっと上げた重い腰

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毎日新聞 2025/6/8 06:00(最終更新 6/8 06:00) 有料記事 2107文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷長生炭鉱の坑口。雑木林を切り開いて、地元市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が発掘した。沖に見える二つの円柱がピーヤ(排気口)=山口県宇部市で2025年4月2日、栗原俊雄撮影 できない理由、やらなくていい理由ばかり並べ立ててきた。その政府が、ようやく動き出すのだろうか。長生炭鉱(山口県宇部市)の遺骨収容問題だ。石破茂首相が国会で前向きな答弁をし、所管の厚生労働省が専門家にヒアリングを始めた。 海底に延びる長生炭鉱で1942年2月3日、落盤事故が起きた。朝鮮半島出身の労働者136人と日本人47人の計183人が亡くなった。遺骨を収容して遺族に返すため、地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が独自に調査を進めている。 4月7日、参議院の決算委員会で社民党の大椿裕子議員が、政府に遺骨収容への支援を求めた。石破首相は、現状の長生炭鉱の調査について「安全性において相当の懸念がある状況だと承知している」とし、「政府が危険と知りながら『自己責任』というわけにはいかない」「現場を見た方がより正確に事態が把握できる、あるいは関係者の方々のご納得を得られるならば、現場視察をちゅうちょすべきとは考えない」などと答弁した。らちあかず、市民団体「自分たちで」 刻む会は何年も前から、政府に遺骨収容を求めてきた。しかし、らちがあかなかった。例えば、1年半前の2023年12月8日に国会内で開かれた刻む会と政府の意見交換会だ。厚労省は「具体的な場所が明らかでないことなどから、現時点での調査は困難」という趣旨の、従来通りの主張を繰り返した。共同代表の井上洋子さん(75)は「ご遺族が高齢化している。自分たちでやろう」と決意した。 刻む会は陸地にあるはずの主坑道の入り口(坑口)を探した。可能性のある一帯は雑木林だった。私は23年12月に現地を訪ねた時、「見つけられるのだろうか」と思った。しかし刻む会は24年9月、地中電波調査や資料を基に地下4メートルから坑口を掘り出した。だが…この記事は有料記事です。残り1358文字(全文2107文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>