対極の2人から生まれた白ハンカチ 遺族が聞いた元受刑者のある言葉

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毎日新聞 2025/6/8 07:00(最終更新 6/8 07:00) 有料記事 2038文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷深迫祥子さんが営むコーヒー店のロゴや長男忍さんの姿を描いたイラストがあしらわれたハンカチを手にする夫祐一さん(中央)ら=深迫祥子さん提供 交通事故で息子を失った遺族が、刑務所からの出所者の社会復帰を後押しする活動を始めた。きっかけとなったのは息子の事故とは別の元受刑者から聞いた言葉。対極の立場とされる被害者と加害者の出会いは、刑務所での「白いハンカチ」の作製につながった。 7日、東京都品川区。犯罪被害者の支援をするNPO法人「コーヒーエイド2021」(熊本市)理事長の深迫祥子さん(56)は交流施設で、白いコットン生地のハンカチや巾着を手にしていた。 「これ、受刑者が作ったんですよ。ミシンで縫ってもらっているんです」 製品ができた経緯を説明すると、訪れた男子大学生らは真っすぐな縫い目を見て感心した。深迫さんは「(刑務所で作ったと知ると)嫌がられるかと思ったけど、笑顔で買ってもらえた」とほほえんだ。ある受刑者との出会い 長男の忍さん(当時29歳)を交通事故で亡くしたのは、2019年7月のことだった。 忍さんは、都内の人気コーヒー店で、バリスタと焙煎(ばいせん)士として働いていた。だがコーヒー豆を運ぶトラックが後退した際に、車と壁の間に挟まれ、命を落とした。運転手が後方の確認を怠ったのが原因だった。 深迫さんは21年に「コーヒーエイド」の取り組みを始めた。忍さんが好きだったコーヒーに関するチャリティーイベントや犯罪被害者として語る講演を各地で開いた。イベントではグッズも販売しており、収益は犯罪被害者の支援に充てた。 そうやって全国を飛び回る中、今年2月に新たな出会いが巡ってきた。 「実は、元受刑者なんです」 講演会後、九州地方の会社社長の男性(45)に呼び止められた。被害者と向き合う機会が…… 男性は10年ほど前に出所した元受刑者だった。…この記事は有料記事です。残り1327文字(全文2038文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>