毎日新聞 2025/6/8 06:45(最終更新 6/8 06:45) 869文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷犯罪被害者向けのリーフレットを紹介する認定NPO法人「大阪被害者支援アドボカシーセンター」の井上尚美理事(左)と木村弘子事務局長=大阪市天王寺区で2025年5月19日午後0時56分、芝村侑美撮影 児童8人が殺害され、15人が重軽傷を負った大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の乱入殺傷事件は8日で24年を迎える。長女麻希さん(当時7歳)を亡くした酒井肇さん(63)と智恵さん(64)は自身の経験を基に、犯罪被害者向けにメディア対応を助言するリーフレットを昨年完成させた。現在、共同作製した認定NPO法人「大阪被害者支援アドボカシーセンター」が被害者の状況に応じて配布している。センターの担当者は「リーフレットが道しるべになれば」と話している。 事件を巡っては、発生時に取材ヘリが学校上空を旋回して騒音になり、被害者の自宅を報道各社の記者が取り囲むなど、取材が過熱。記者が葬儀会場に無断で潜り込んで取材するなど、報道が遺族にとって二次被害となった。Advertisement 一方で、報道によってもたらされた恩恵もある。麻希さんが教室の出口付近で刺された後、必死に生きようと壁に手をつきながら校舎内を約50メートル歩いて逃げたことが、府警の鑑定によって分かったと報じられた。学校関係者からは決して聞かされることのなかった最期の様子を知ることができ、「強く生きていこう」と再認識できた。 報道被害を減らし、恩恵を増やして被害者支援の仕組みを充実させたい――。そんな思いで、23年にセンターにリーフレット作りを提案し、昨年完成させた。リーフレットでは、取材を申し入れられた際の対応として「受けるかどうかは自由」「時期を選べる」などと説明。被害者の思いや要望を社会に届けることができるなどとメリットも紹介している。 センターによると、被害者の立場や状況によって報道への思いや感じ方は違うといい、精神的に負担にならないように状況を見ながら渡しているという。センター理事の井上尚美さん(71)は「社会に何か伝えたいと思ったとき、このリーフレットが道しるべのようになってくれれば」と話す。 智恵さんは「報道被害を減らして、メディアの恩恵を受けられる仕組みを作りたかった。これが最初の一歩で、今後も被害者の手に届くよう、取り組みを進めてもらいたい」と話している。【芝村侑美】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>