「これでいいのか」 廃業した創業80年余の米穀店、苦悩と疑問

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毎日新聞 2025/6/8 07:30(最終更新 6/8 07:30) 有料記事 1755文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷コメを保管してきた倉庫で肩を落とす「金山米穀」店主の藤本捷大さん=福岡市城南区で2025年6月3日午後5時53分、平川昌範撮影 米価の高騰が続く中、福岡市の創業80年あまりの米穀店が5月末にのれんを下ろした。従業員10人の小さな所帯ながら長年、地域の飲食店などにコメを販売してきた。しかし、あまりに急激な米価の上昇に「売るコメがない」状況に追い込まれ、規模の大きな卸売業者に事業譲渡することを決めたという。同様の事情で店を閉じるケースは全国で相次いでいる。米穀店主は疑問を投げかける。「これでいいのでしょうか」 5月末で閉店したのは福岡市城南区の金山米穀。値上がりしたコメの仕入れが困難になり、経営が成り立たなくなったのが理由だ。下ろしたシャッターには「長年にわたり格別なるお引き立てまたご厚意を賜り、深く深く心より感謝申し上げます」とお礼の言葉が記されていた。「まだ続けたかったが、6月までは持たなかった」。店主の藤本捷大(としひろ)さん(72)は肩を落とす。 金山米穀は藤本さんの祖父が1941年に創業し、店の場所や経営形態を変えながら続けてきた。店の脇には精米機と空調を備えた倉庫があり、卸業者からコメを仕入れて精米し、地域の飲食店を中心に販売してきた。コメの取扱量は年間約35万キロに上った。 しかしこの1年、卸売業者からの仕入れ値が急激に上昇する一方…この記事は有料記事です。残り1238文字(全文1755文字)あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>