ワクチン接種をためらう若者 孤独感が影響 東京科学大など調査

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毎日新聞 2025/6/8 13:00(最終更新 6/8 13:00) 950文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ワクチンの接種を受ける弘前大の学生=青森県弘前市の弘前大で2021年6月27日午後2時9分、南迫弘理撮影 若者が新型コロナウイルスのワクチン接種をためらう背景に、望ましい人間関係を得られないために生じる孤独感の影響があるとの研究結果を東京科学大などのチームがまとめた。新型コロナ禍でのワクチンの接種率は若年層ほど低かった。次なる新興感染症に備え、若者の孤独感を軽減する取り組みが接種率向上の鍵となりそうだ。 チームは2022年3月、東京都内の大学生を対象にオンラインでワクチンの接種回数のほか、孤独感といった心理的な健康状態、友人と会う頻度などを調査し、2907人から回答を得た。Advertisement 当時は感染「第6波」に当たり、3回目のワクチン接種が実施されていた。ワクチンを一度も打っていないか1回しか打っていないと回答した人を「接種をためらっている」と定義。孤独感との関係を調べた。 その結果、接種をためらっているとされた113人のうち、27・4%にあたる31人が孤独を感じていたと回答した。これに対し、2回以上接種した2794人のうち、孤独を感じていたと回答した人は16・1%(449人)だった。年齢や性別、健康状態などを加味して分析したところ、孤独を感じる人はそうでない人に比べて、接種をためらう傾向が約2倍に上った。 チームは理由の一つとして、孤独感のある人は自分自身や周囲の人に対して否定的な感情を抱いているため、信頼できる人や情報を見つけることが難しく、医療に関する情報を適切に判断できない可能性があるとした。また、感染予防に積極的な人たちとのつながりがなく、接種に関心を抱きにくいとみる。 さらに孤独感のある人は否定的な情報を好む傾向が見られ、ワクチンの副反応のリスクを過度に恐れた可能性もあると考察する。 厚生労働省によると、24年3月末までに3回目の接種を終えた人の割合は全年代で67・1%だった。一方で、12~19歳は41・5%、20代は55・9%と、若い年代で低かった。 チームは「学生は対面授業の減少や外出自粛で交流の機会が制限され、孤独を感じやすい状況にあった。相談しやすい環境の整備や学生間の交流促進など、学校や地域社会での孤独感を軽減する取り組みが接種率向上につながる可能性がある」と指摘する。 研究結果は5月21日付で英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。【小川祐希】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>