声を失ったダウン症の息子 元銀行員の父が気づいた価値観

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毎日新聞 2025/6/8 10:15(最終更新 6/8 10:30) 665文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷2023年の個展会場で笑顔を見せる田中彰悟さん(左)と父伸一さん=伸一さん提供 長男がダウン症と診断された時、「普通と違う」長男の将来に大きな不安を感じました――。こう振り返った元銀行員が、長男の絵画や書などの作品を展示する個展を開いている。「生きづらさを抱える人が多い今だからこそ伝えたい」。男性の思いとは。 福岡市東区の田中伸一さん(55)。長男の彰悟さん(28)は生後1カ月でダウン症と診断され、生後2カ月の時には肺炎で呼吸困難になって気管切開をしたことをきっかけに声を失った。Advertisement 当時、田中さんは銀行員として優秀な業績を上げていた。しかし、彰悟さんの通院などのため転勤のない仕事への転職後、コンサルタント業として独立。2008年9月のリーマン・ショックで売り上げは激減し、経済的苦境に陥った。天草旅行でのイルカウオッチングに笑顔を見せる田中伸一さん(左)と長男彰悟さん=伸一さん提供 こうした中、彰悟さんと向き合う生活を過ごしていると、家族に寄り添うことが幸せにつながると価値観が徐々に変わっていったという。彰悟さんの気持ちは言葉を交わさずとも感じられるようになった。そんな価値観の変遷を23年、「お父さん、気づいたね!声を失くしたダウン症の息子から教わったこと」(地湧社)として出版すると、読者から多くの共感の声が届いた。 彰悟さんは現在、書道や絵画が好きで、できあがった作品は4回目となる個展「ART THE SHOGO」で披露している。田中さんは「誰もが本来の自分のままで輝ける人生を生きられるという勇気や希望を少しでも感じてもらいたい」と話す。 個展は福岡市東区香椎1のカフェ「香椎参道Nanの木」(092・201・2201)で30日まで。午前10時~午後6時。木曜定休。【平川昌範】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>