毎日新聞 2025/6/8 09:15(最終更新 6/8 09:15) 940文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷自由な企業理念をアピールする浜田義郎社長(左)と井上葉月さん=近江八幡市出町で2025年5月28日午前11時41分、伊藤信司撮影写真一覧 共によく働き、よく学び、よく遊び――。そんなスローガンを掲げ躍進を続ける中古農機具会社がある。滋賀県近江八幡市出町に本社を置く「リンク」だ。2011年末に浜田義郎さん(49)が設立、全国34カ所に店舗網を広げ、右肩上がりの年商は50億円を突破した。顧客を対象に政治アンケートや農機具写真コンテストなども展開。その「農業愛」あふれる取り組みが成長を後押ししているようだ。 浜田さんは20代のころIT機器販売を手がけたが軌道に乗らず、廃品回収業に転じた。間もなく農家の間でトラクターなどの下取りニーズが高いことに気づいた。従業員約10人で会社を作り、「農機具王」の店名で九州から東北まで次々と進出。きめ細かい出張買い取り事業が好評で「共に人生を歩んできた中古機械が活用されうれしい」「家庭菜園の小型機まで丁寧に買い取ってくれた」などの声が続々寄せられた。累計買い取りは7万件を超え、社員約200人を抱えるまでになった。Advertisement農機具写真をあしらったカレンダー=リンク提供写真一覧 同社のウェブサイトも充実している。今年4月施行の食料供給困難事態対策法について321人を対象にインターネット調査を実施。食料危機の際、農家にコメ増産などが指示されることになったが「法律を知らない」が7割強に上った。一方で法律への賛成は2割弱しかなく、政府に対しては「資金の融資・補助」「肥料や飼料の安定供給」「担い手の育成・確保」を求める声が多かった。このほか、農業知識のクイズサイト▽農機具の風景写真をインスタグラムで募集しカレンダー作成▽玩具のトラクターや工具が当たる「1000円自販機」――なども企画している。広報部主任の井上葉月さん(27)らが知恵を絞り、若い世代に農の魅力を発信しているという。 大多数の社員は中途採用で、多様な経歴を持っている。井上さんも大卒後、不動産業2社で働いたが「方向音痴」で案内役ができず、3年前に転職してきた。服装、髪形、ネイルアートなども自由な職場で、農業に未来を感じて生き生き働いている。香川県ではトランスジェンダーの社員も活躍しているという。 浜田さんは「8月には北海道への出店も果たします。中古機導入、肥料・農薬の適正利用、人工知能活用などを総合的に提案し、100年続く企業を目指したい」と意欲を見せる。【伊藤信司】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>