2025.06.08加賀幸雄(旅行ライター)tags: F-100「スーパーセイバー」, F-105「サンダーチーフ」, F-15, アメリカ空軍, 嘉手納基地, 戦闘機, 航空, 軍用機嘉手納基地には、日本人がなかなか入ることができないエリアに、国内ではここでしか見られないであろう軍用機が展示されています。どのようなものなのでしょうか。 米空軍嘉手納基地(沖縄県)には正面ゲートを入ってすぐ近くに、日本で見ることができるのは嘉手納基地だけという、米国の戦闘機が展示されています。これらの機体を日本人が目にする機会はほぼありませんが、今回は、実際に展示機を見てきました。嘉手納基地(画像:アメリカ空軍)。 各国の軍の基地は、「ゲートガーディアン」と飛ばれる、かつて配備していた航空機などの装備を、正面ゲートを抜けたあたりに展示することが多くあります。嘉手納基地も正面ゲートを抜けて、基地の大通りを暫く行った左手にそれらは並んでいますが、これらの機体を見ることができる日本人は、基地勤務者か業務による入場者に限られます。いわば、日本の飛行機好きにとっては“レア”な機体と言えるでしょう。 並んでいるのは、大通りから見て右にF-15A、左側は手前から奥へ、F-4C、F-86F、F105F、F-100A、T-33練習機、ビジネスジェット機のCT-39Aがあります。このうち、F-4Cは青森県の米空軍三沢基地にもあり、F-86FとT-33は航空自衛隊も合わせれば日本国内では何機か見ることができます。 対し、CT-39Aと1950年代に当時センチュリーシリーズと呼ばれ立て続けに開発されたF-100AとF-105Fは日本で見ることができるのは嘉手納基地だけと思われます。F-15も、日本国内にある初期型のA型は、この嘉手納基地の機体だけになります。【次ページ】「いまやレアとなった元配備機たち」どんな状態だった…?【写真】壮観…これが嘉手納基地にある「激レア戦闘機」などです