「路線バス乗り継ぎの旅」の重要路線も消滅? 神奈中バスの最西端エリア“ごっそり廃止”か

Wait 5 sec.

2025.06.10乗りものニュース編集部tags: バス, 橋本駅, 相模湖駅, 神奈中バス, 神奈川県, 路線バス神奈川県相模原市が2025年5月30日から6月15日にかけて、「中山間地域の交通再編に係るアンケート」を実施、バス利用者や地域住民の協力を呼びかけています。当該エリアでは神奈中のバス路線の多くが廃止される見込みです。津久井より西、ごっそり廃止? 神奈川県相模原市が2025年5月30日から6月15日にかけて、「中山間地域の交通再編に係るアンケート」を実施、バス利用者や地域住民の協力を呼びかけています。拡大画像月夜野バス停(神奈川中央交通facebookより)。 対象は、相模原市北西部の中山間地域、旧津久井町や藤野町エリアです。この地域では神奈中バスが運行されていますが、2024年6月に同社から運転手不足を理由に、路線の統廃合を前提とした再編へ向けた協議の申し出があったとして、市は多くの路線を「乗合タクシー」に転換することを検討しています。 神奈中の津久井営業所がある三ヶ木バス停より西側の路線は、乗客の多い三ヶ木~相模湖駅間の2系統を除き、全て(計11系統)廃止する方向で協議しているといいます。 このなかには、中央本線の藤野駅を発着する路線のほか、三ヶ木―月夜野間の「三56」などが含まれます。同系統の終点の月夜野バス停は、神奈中バスで唯一、山梨県内(道志村)に所在し、ここを始点とする都留市方面へ向かう富士急バスへ乗り継ぎが可能。路線バス乗り継ぎの旅を楽しむうえでカギとなるポイントとなっています。 相模原市は今後、10月から三ヶ木以西の地域で乗合タクシーの運行拡大の実証実験を行い、2027年4月から本格運行を開始する予定。バス路線については、それまでに統廃合を行うとしています。また、三ヶ木以東のバス路線についても今後、段階的に協議を行う予定としています。【え…!】これが相模原の「廃止検討バス路線」です(地図)