毎日新聞 2025/6/10 13:00(最終更新 6/10 13:00) 1107文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷0~15歳の子供11人がいて日々にぎやかな川畑さん一家=福岡県大牟田市内で2025年5月25日午後7時半ごろ、降旗英峰撮影 福岡県大牟田市のトラック運転手、川畑満夫さん(49)と妻の飲食店従業員、典子さん(39)には11人の子がいる。1カ月にコメ50キロを消費するといい、コメの価格高騰に悲鳴を上げつつ、夫婦は共働きで家庭を支え、兄と姉が幼い弟や妹の面倒を見てにぎやかに毎日を送っている。 2人は典子さんの勤務先で出会い、2009年に長男礼也(れいや)さん(15)が生まれた。大家族を目指したわけではなかったが、12年に長女凛凛華(りりか)さん(13)、13年に次男羅羽琉(らうる)さん(11)、14年に次女瑠璃亜(るりあ)さん(10)……と子供が増え、24年11月に11人目となる六女凛愛夢(りあむ)ちゃんが生まれた。Advertisement 毎日、満夫さんは早朝に出勤し、礼也さんはスクールバスで高校へ、凛凛華さんは自転車で中学へ向かう。羅羽琉さんから五女恋希音(れのん)さん(6)までの小学生5人と、三男凛響(りおん)さん(5)から凛愛夢ちゃんまでの保育園児4人は典子さんが車で送り届ける。 夕方に典子さんが小学生と園児の9人を迎えに行き、授業や部活動を終えた礼也さんと凛凛華さんが帰ってくる。夜勤がある典子さんは夕食を準備して出勤し、帰宅した満夫さんが子供の入浴や洗濯を済ませ、夕食を取って乳幼児を寝かす。翌朝、未明まで働いた典子さんが帰宅し、小学生と園児を送って寝るという毎日が続く。 「お父さん、お母さんがいると怒られるが、家ではきょうだいでドッジボールをして遊ぶ。いつも誰かがけんかしていて、たまに平和な時がある」と瑠璃亜さん。家の中は常に誰かが泣き笑い、とにかくにぎやかだ。 1年前、5キロ平均2000円程度だったコメは4000円台に値上がりし、川畑家では1カ月2万円を超える負担増になった。政府が随意契約で放出する備蓄米の流通が始まったが、典子さんは「子供が成長すれば50キロでは足りなくなる。家族が多い世帯や、低収入の世帯に安く売ってほしい」とさらなる支援策を求めている。 物価高を受け、典子さんは今月から飲食店勤務に加え、飲食店が休みで家族と過ごせる日曜もパートを始めた。苦労は絶えないが「将来、20、30人の孫、ひ孫に囲まれるのが楽しみ。礼也や凛凛華が凛愛夢にミルクをやるのが上手で頼りになるし、頑張れば何とかなる」と話す。 満夫さんも「毎日、少しずつ子供の語彙(ごい)が増えて成長していくのが力になる」と言う。羅羽琉さんは「いつか家族で運動会をしたい」と話し、子供たちも大家族を楽しんでいる。 直近の国勢調査で市内で1世帯10人を超える家庭は8世帯だけ。市子ども未来室は「子が10人以上いる例はかなり少ないだろう」と話す。【降旗英峰】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>