朝日新聞連載「立ち直り」につながるか 拘禁刑導入記事有料記事聞き手・二階堂友紀2025年6月9日 6時00分鈴木江理子さんのコメント 懲役と禁錮を廃止し、拘禁刑に一本化する改正刑法が6月1日に施行された。刑罰の軸足を「懲らしめ」から「立ち直り」へ移す大転換の背景と、課題とは。刑務所などの矯正施設を所管する法務省矯正局の小山定明局長(60)に聞いた。 ――年齢や障害など特性に応じた処遇をめざすということですが、いつごろから問題意識があったのでしょうか。 元衆院議員の山本譲司さんが服役の経験を書いた「獄窓記」を出版し、高齢者や障害のある受刑者への処遇の問題を提起したのが2003年のことです。社会的な反響も呼びましたが、私たち矯正に関わる者にとってもインパクトがありました。 高齢の方については、他の受刑者と足並みをそろえて歩けない、認知症がひどくなるといった形で問題が顕在化していました。一方で、軽度の知的障害や発達障害のある方については、問題意識があったとは言えません。法務省の小山定明・矯正局長=2025年5月26日、法務省、二階堂友紀撮影「規律秩序」重視の陰で ――見えていない問題だったと。 これは良いこととは言えない…この記事を書いた人二階堂友紀東京社会部専門・関心分野人権 性や家族のあり方の多様性 政治と社会関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月9日 (月)ドーピング容認大会に賛否減り続ける町の銭湯沖縄「最早」タイの梅雨明け6月8日 (日)新米価格 高止まりの可能性も一般人のカニ大量捕獲 問題に原子核はアーモンド形 新理論6月7日 (土)東電旧経営陣の責任認めずトランプ氏とマスク氏、決裂給食のウズラ卵で窒息死 提訴6月6日 (金)郵便トラック許可取り消しへ死者の8割「生活圏内」で発見任天堂がSwitch2発売トップニューストップページへ米カリフォルニアに2千人の州兵派遣へ 不法移民摘発契機に衝突0:46イスラエル国防相、グレタさんの支援船に警告「ガザに行かせない」5:00「たたけ」闇バイト指示役の声ミュートに 家主に3万円返した25歳6:00ドーピング容認大会が損なう価値 五輪と決別、トランプ氏長男も支援15:00赤飯や和菓子のあんこ……アズキ栽培は日本が発祥 中国起源説を覆す6:00「芋洗い」から「エンタメ」に 銭湯のぬくもり、福祉で活かす15:00