金子和史2025年7月10日 15時37分事故があった米軍嘉手納弾薬庫地区のフェンス=2025年6月9日午後1時36分、沖縄県読谷村、金子和史撮影 米軍嘉手納弾薬庫地区(沖縄県読谷村など)にある県管理の一時保管庫で今年6月、不発弾が爆発した事故について、陸上自衛隊第15旅団(那覇市)は10日、調査結果を公表した。信管の有無を確認する作業中、衝撃が伝わり信管が破裂したという。 15旅団によると、爆発した不発弾は2023年7月に糸満市の無人島・岡波(おかは)島で回収。火薬は入っておらず、信管の確認のためにさびなどを落とす作業をしていたときに事故が起き、第101不発弾処理隊の隊員4人が指のやけどなどの軽傷を負った。作業自体は「定められた手順に従い、不適切な行為はなかった」としている。 不発弾は通常、爆破処分するか、安全性を確認した上で民間業者へ最終処分を委託している。今回は業者へ委託するための作業中に事故が起きた。再発防止策として、信管の有無が確認できない場合は委託せずに爆破処分するほか、作業の安全性を確保するためにX線装置を導入するという。 1945年の沖縄戦では、米軍が約20万トンの砲弾や爆弾を使用したと推定されており、2023年度末時点で1800トン以上の不発弾が残っているとみられている。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人金子和史那覇総局専門・関心分野沖縄、平和、事件、司法こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月10日 (木)参院選後の連立 どの政党と?自民・鶴保参院議員が謝罪消防団員、報酬「上納」続く7月9日 (水)米、日本に関税25%増える日本の中高年社員市街地のクマへの発砲可能に7月8日 (火)東京都心 今年初の猛暑日PTA全国組織 会員100万人減体に入り込むプラ 影響に懸念7月7日 (月)被爆体験「伝えず」28.3%住民なりすまし 国が対策へマスク氏「アメリカ党」結成トップニューストップページへブラジルに突然の50%関税 動機はトランプ氏の「個人的な感情」?14:13トカラ地震「1週間で帰島」村が断念 次は「震度4が5日なければ」15:42プールサイドのマットが高温に 座っていた児童62人がやけど13:57関東甲信地方に線状降水帯の可能性、10日夕~夜 大雨の災害に警戒11:10トランクに1千万円 カルーセル麻紀さん、命がけの性別適合手術14:00SNS投稿が「球団批判」に 元広島選手「情報うのみにせず投票を」12:00