有料記事北野隆一 高島曜介 定塚遼2025年7月8日 11時00分 北海道十勝地方の霊峰・剣山の登山口近くに「聖火の郷 世界平和統一家庭連合」と書かれた看板が立つ。山林の中の広大な敷地に、慰霊塔や広場がある。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のウェブサイトなどによると、教団は例年、この地で千人規模の儀式を催す。昨年9月も、田中富広会長らが出席した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の「聖火の郷」と書かれた看板=2025年6月22日午後3時51分、北海道清水町、北野隆一撮影 登記簿などによると、教団は2003年と14年に一帯の土地(計約83ヘクタール)を取得した。以前の所有者は北海道帯広市の宗教法人「天地正教」だった。 今年3月、その天地正教の名が注目された。東京地裁が旧統一教会に解散を命じた決定文に、次のような趣旨の記載があったからだ。教団は09年、解散時の残余財産の帰属先を天地正教とすることを決めた――。 天地正教関係者によると、1956年に創始した前身教団の初代教主(94年死去)が旧統一教会に傾倒し、接点ができたという。旧統一教会によると、天地正教は99年、旧統一教会との「和合」を宣言した。帯広市の施設は今、入り口が施錠され、住民によると人の出入りはないという。銃撃事件から3年 安倍晋三元首相(当時67)が参院選の演説中に撃たれ、死亡した事件から8日で3年が経った。解散を命じられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)がいま何を考え、どこに向かおうとしているのかを描く連載の3回目。 旧統一教会関連の訴訟の経験…【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人北野隆一東京社会部専門・関心分野北朝鮮拉致問題、人権・差別、ハンセン病、水俣病、皇室、現代史高島曜介東京社会部|調査報道担当専門・関心分野事件、外交、安全保障旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題が関心が高まっています。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月8日 (火)東京都心 今年初の猛暑日PTA全国組織 会員100万人減体に入り込むプラ 影響に懸念7月7日 (月)被爆体験「伝えず」28.3%住民なりすまし 国が対策へマスク氏「アメリカ党」結成7月6日 (日)自公、過半数は微妙 序盤情勢欧州で徴兵制の復活 広がる通知表、学年末のみを検討へ7月5日 (土)英ダガー賞に王谷晶さん広がる退職代行、実は違法?悪石島の13人、島外避難トップニューストップページへトランプ氏、日本に関税25%と表明 書簡を投稿、8月1日発動へ9:20トランプ関税、石破首相「引き上げは遺憾」 対策本部で交渉継続指示10:52東京で35度の予報、猛暑日か 午前9時で303地点が30度超え10:20テキサス洪水の死者100人超、キャンプの子どもら犠牲 政権批判も7:44秋から市街地のクマへ発砲可能に 必要な条件は、ガイドライン公表10:24比例区での逆風に焦り「なぜ票が流れてこない」 組織力頼みに変化も6:00