記者会見で、トランプ米大統領から石破茂首相への関税に関する書簡を示すレビット報道官=ホワイトハウスで2025年7月7日、ロイター トランプ米大統領は7日、日本と韓国以外の12カ国に対しても8月1日以降、25~40%の新たな関税率を適用すると発表した。最も高い関税率はミャンマーとラオスに対する40%で、最も低いのはマレーシア、カザフスタン、チュニジアに対する25%。 12カ国に対する書簡は基本的に日韓に対する書簡と同じ内容で、宛名と税率だけが異なっている。 トランプ政権は4月2日、10%の一律分と国ごとに異なる上乗せ分からなる「相互関税」を発表した。今回、明らかにした各国への関税率は、日韓を含む14カ国中12カ国で当時発表された関税率と同じか低い水準。だが、日本とマレーシアだけ今回の関税率の方がわずかに高くなっている。両国とも当時は24%だったが、今回は25%に設定された。【ワシントン大久保渉】