クマと遭遇したら? 利用者にやさしいクマスプレー、国内企業が開発

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有料記事古畑航希2025年7月8日 10時30分バイオ科学企業営業部本部長の奥谷陽さんが開発したクマスプレー「熊一目散」は、キャップを外しボタンを押すことで噴射できる=2025年5月9日午前11時25分、東京都港区、古畑航希撮影 クマと遭遇してしまった時、強い味方となるのが「クマスプレー」だ。さっと取り出し、クマのいる方向に噴射して身を守る。人とクマの距離が近づく昨今、その需要は高まっているが、日本では、海外製が主流で値も張る。ある国内の企業が3年かけて国産スプレーを開発、販売を始めた。海外製は高い? クマスプレーは、唐辛子に含まれるカプサイシンなどをスプレー噴射するもの。クマを退ける効果があり、身を守るために有効とされる手段の一つだ。 30年にわたって米国からの輸入に携わる「エアーイズム」(札幌市)の奈良真代表取締役によれば、国内では3~4種類の海外製品が主流で、価格の相場は1万5千~2万円ほどだという。高価であることに加え、専門家からは使用に練習の必要や、誤噴射の危険性が指摘されている。 そんななか、水産や畜産関係の医薬品、飼料などを製造する「バイオ科学」(徳島県阿南市)が国産スプレーを開発した。10回を超える試作を繰り返し、3年かかって完成させた。 きっかけは、東京事務所の奥谷陽・企業営業部本部長の疑問だった。アウトドア好きの奥谷さんは、北海道や関東など全国で渓流釣りをする。山に入るときは、鈴とナイフでクマへの警戒を怠らない。噴射距離で試行錯誤 「クマスプレーがほしいけど…【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人古畑航希ネットワーク報道本部(東京)専門・関心分野自然環境、災害、平和こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月8日 (火)東京都心 今年初の猛暑日PTA全国組織 会員100万人減体に入り込むプラ 影響に懸念7月7日 (月)被爆体験「伝えず」28.3%住民なりすまし 国が対策へマスク氏「アメリカ党」結成7月6日 (日)自公、過半数は微妙 序盤情勢欧州で徴兵制の復活 広がる通知表、学年末のみを検討へ7月5日 (土)英ダガー賞に王谷晶さん広がる退職代行、実は違法?悪石島の13人、島外避難トップニューストップページへトランプ関税、石破首相「引き上げは遺憾」 対策本部で交渉継続指示10:52東京で35度の予報、猛暑日か 午前9時で303地点が30度超え10:20安倍氏の「天の声」消えた地元山口はいま 元筆頭秘書「まだ3年か」10:00テキサス洪水の死者100人超、キャンプの子どもら犠牲 政権批判も7:44秋から市街地のクマへ発砲可能に 必要な条件は、ガイドライン公表10:24比例区での逆風に焦り「なぜ票が流れてこない」 組織力頼みに変化も6:00