参院選2025,読む政治:「排外主義が招くデモクラシーの危機」 遠藤乾・東大教授が警鐘

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読む政治毎日新聞 2025/7/7 14:01(最終更新 7/7 14:01) 有料記事 1892文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷インタビューに答える遠藤乾・東大教授=東京都千代田区で2024年10月28日、宮本明登撮影 参院選で、外国人の受け入れ制限や対応の厳格化を公約に掲げる政党が相次いでいる。なぜなのか。日本より先に、反移民などを掲げる極右ポピュリスト政党が台頭している欧州の政治に詳しい東京大の遠藤乾教授に聞いた。【聞き手・畠山嵩】 関連記事 外国人規制の公約相次ぐ 「保守票」奪い合い、排外主義の恐れも ――参院選で、外国人に厳格な姿勢を示す公約を打ち出す政党が多い。背景に何があるのか。 ◆端的に外国人の数が増えているからだろう。日本で少子高齢化が進む中、人手不足を解消し、今の水準のサービスを確保するには、AI(人工知能)やロボットでは足りず、外国人労働者に頼るしかない。増えはしても減りはしない状況だ。外国人の流入が、保守層にある種の焦燥感をもたらしているのではないか。 ――外国人観光客の影響は。 ◆外国人の数が増えて街中で目につくようになることで、保守層は日本の伝統的文化を掘り崩されているという危機感を持つ。政党だけではなく国民の一部にもそういう人たちがいる。一種の排外主義だと思う。 ――保守系の政党の外国人に関する政策をどう見るか。 ◆土地や空港などのインフラ、広い意味での安全保障に絡む場所を規制するのはあり得るが、全体的に外国人の権利をそいでいく排外主義が国を覆っていくことが心配だ。 西欧諸国でも穏健保守の右側に、とがった外国人排除を掲げる政党が出てきて支持を集めると、穏健保守の政党がそちら側に寄ってしまう。 米国の共和党はトランプ大統領によって右に寄り、英国の保守党も極右ポピュリスト政党「リフォームUK」(かつては英国独立党)に人気が出たことで右に寄って…この記事は有料記事です。残り1205文字(全文1892文字)【時系列で見る】【前の記事】外国人規制の公約相次ぐ 「保守票」奪い合い、排外主義の恐れも関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>