「中国で最も勇敢な女性弁護士」に聞く 法治や人権状況は悪化の一途

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毎日新聞 2025/7/9 09:01(最終更新 7/9 09:01) 有料記事 2179文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷中国各地で草の根の法的支援にあたる王宇さん(写真左から2人目)=遼寧省瀋陽市で2021年10月、本人提供 中国の人権派弁護士が一斉拘束された2015年7月の「709事件」から9日で10年を迎える。かつて公権力との対決を辞さず「中国で最も勇敢な女性弁護士」と称された王宇さん(54)も当事者の一人。弁護士資格を失った今も、草の根の法律家として庶民の権利を守ろうとする王さんに中国の司法を巡る現実を聞いた。 「709事件」から10年 関連記事 「日本の記者入れるな」 続く監視と迫害 ――王さんは過去に国家分裂罪に問われたウイグル族の学者、イリハム・トフティ氏の弁護などを担当されました。「709事件」を境に、中国の弁護士が置かれた環境はどう変わったでしょうか。 ◆約20年前に弁護士として働き始めた当初も「法治」とは言い難い状況でしたが、司法の環境は前向きに変化していると感じていました。当時、私たちは事案の検討会を開き、共同声明や公開書簡を出し、裁判所でもプラカードや横断幕を掲げ、断食や座り込みで当局に対抗する意思を示すことができました。 しかし、10年前の事件で多くの弁護士が拘束され、法治や人権を巡る状況は悪化の一途をたどっています。弁護士の権利や役割は圧縮され、ほぼ失われてしまっています。 この間、さまざまな法律が制定され、改正されましたが、弁護士の視点からすれば、いずれも公民の権利を制約する内容ばかりです。警官が法に定められた手順を無視し、いつでもどこでも市民に身分証の提示を求めたりできるようになってしまいました。 ――20年に弁護士資格を失ってからも法律支援を続けるのはなぜですか? ◆これまで積み重ねた2…この記事は有料記事です。残り1519文字(全文2179文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>