映画の推し事インタビュー 勝田友巳毎日新聞 2026/6/5 10:00(最終更新 6/5 10:00) 有料記事 3260文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷第79回カンヌ国際映画祭で開かれた難民映画基金の記者会見に臨んだケイト・ブランシェットさん(右から2人目)と、バオ・グエンさん(右端)=Hoda Davaine/Getty Images 「映画で世界は変えられない。でも始めなければ」 ハリウッドで活躍するオーストラリア出身の俳優、ケイト・ブランシェットさんは、難民問題に取り組む活動家の顔も持つ。 ユニクロの柳井康治さんらと2025年、「難民映画基金(DFF)」を設立。Displacement(強制的に移動させられた)という背景を持つ映画作家の短編映画製作を支援している。 26年5月には第79回カンヌ国際映画祭を訪れ、活動をアピールした。 カンヌでインタビューすると、気負いのない言葉からブランシェットさんが抱く希望と信念が明らかになった。ユニクロと基金設立 ブランシェットさんといえば、「ブルージャスミン」での主演女優賞など米アカデミー賞を2度、「TAR/ター」ではベネチア国際映画祭女優賞を受賞し、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのガラドリエルでもおなじみだ。 一方、16年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務めている。 DFFの始まりは23年12月、UNHCRが開いた「グローバル難民フォーラム」での会食だった。 ブランシェットさんと柳井さん、ベトナム難民出身の俳優、キー・ホイ・クアンさんが同じテーブルを囲んだ。 ユニクロは20年以上にわたり難民支援に取り組んでいる。 柳井さんが23年、日本を舞台にした「PERFECT DAYS」(ビム・ベンダース監督)を製作したことから、映画関係者として同じ席になった。 3人はこの場で、映画を通じた支援構築で意気投合した。 間もなくユニクロのほか各地の財団などの出資が決まり、25年1~2月のオランダ・ロッテルダム国際映画祭でDFF設立を発表する。 難民の背景を持つ5人の監督を選び、10万ユーロを支援して短編映画を製作するという取り組み。25年5月のカンヌ映画祭で第1弾の支援監督を発表、26年のロッテルダム映画祭で5人の作品を披露した。今回のカンヌ映画祭期間中に第2弾の5人を発表と、活動は急ピッチで進んでいる。紋切り型のイメージを覆したい 柳井さんは「ケイトがパワフルで、異例のスピードで進んだ」と話す。 「私たちも驚いています」とブランシェットさん。 「話し始めた瞬間から、ドアが開いた感じでした。まるでアイデアが実現するのを待っていたかのように」 そのスピード感の裏には、手をこまぬいている余裕はないという危機感がある。 UNHCRによれば、ユニクロが支援活動を始めた00年ごろに4000万人台だった難民は、25年には1億2200万人に膨れ上がっている。 柳井さんは「支援は一刻を争う」と言う。 ただDFFの目的は、難民への直接的支援や新人監督を世に出す後押しではなく、現役で活躍する作家による作品製作だ。 ブランシェットさんはその理由を、「より多くの人に見てもらいたいから」と説明する。 「難民の背景を持った映画監督への支援は、たくさん存在しています。そこには、自分のストーリーを語り、聞いてもらうことで、彼らが受けた心の傷を癒やすセラピー的な意味がある」 DFFは、そうした活動とは別の思いを持つという。 「難民となった人たちを取り巻く、紋切り型の物語に対抗したい。難民の背景を持つ人たちが、アーティストで…この記事は有料記事です。残り1929文字(全文3260文字)【最新記事】【前の記事】「アタック25」2連敗記者が分析 「君のクイズ」本庄VS三島のリアル関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>