2026年6月4日 13時30分太田原奈都乃押収されたニセの覆面パトカー=2026年5月20日午後2時11分、警視庁練馬署、太田原奈都乃撮影 違法に改造されたニセの「覆面パトカー」で、「緊急走行」と称して信号無視などを繰り返したとして、警視庁は4日、運転していた無職の男(23)を道路交通法違反(信号無視など)の疑いで書類送検した。容疑を認めているという。捜査関係者への取材でわかった。 書類送検の容疑は2025年12月21日未明の約12分間、東京都新宿区から練馬区の道路で約10キロにわたり、速度超過や信号無視、反対車線へのはみ出しなどの交通違反を計15件繰り返したというもの。時速約70~80キロ出ていた時もあったという。 また警視庁は、依頼を受けてこの乗用車を改造したとして道路運送車両法違反(不正改造)の疑いで逮捕した会社員の男(22)について、さらに別の乗用車1台を覆面パトカー風に改造したとする同法違反容疑で送検した。容疑を認め、「自分が不正改造した車両の完成度はかなり高かった。この車両では10回くらい一般道で緊急走行をしたが、一般の人からニセモノだという指摘を受けたことは一度もない」などと話しているという。捜査関係者「違法改造の覆面パトカー、存在に危機感」 約12分間にわたる「緊急走行」について、目撃した通行人から110番通報などはなかった。捜査関係者は「覆面パトカーの精度が高く、マイク広報などについても疑う余地がなかったということ。違法に改造された覆面パトカーが社会に存在する可能性が浮上し、危機感を覚えている」と話す。ニセ覆面パトカー事件の容疑者らの自宅から押収された赤色回転灯=2026年5月20日午後2時20分、警視庁練馬署、太田原奈都乃撮影 その上で、「パトカーや警察官を装う行為は、社会に不安を与えるばかりなく、警察活動を妨害する極めて悪質な行為。重大事故にもつながりかねず、許されない」とし、厳しく取り締まるとしている。 警視庁は5月、違法に改造された車をアルコールの影響により正常な運転が困難な状態で運転し、事故を起こして同乗者にけがをさせたとして、無職の男を道交法違反(整備不良)と自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで逮捕した。その後釈放し、任意捜査に切り替えて調べていた。【動画】乗用車を不正に改造した「ニセ覆面パトカー」=警視庁提供、太田原奈都乃撮影この記事を書いた人太田原奈都乃東京社会部|警視庁担当専門・関心分野事件、事故、人権、人口減少関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月4日 (木)台風6号、各地で川が増水昨年の出生数、過去最少キオクシアHDがトヨタ超え6月3日 (水)来年4月から消費税1%で調整派遣大手5社がカルテルか福島第一2号機で燃料取り出し6月2日 (火)国旗損壊罪 SNS配信も対象無期フルタイムも同一賃金に就活生へ「オワハラ」 注意を6月1日 (月)本州初 石川でトキの放鳥マンション高騰で戸建て人気消えゆく高校の「学食」トップニューストップページへ兵庫母娘殺害の容疑者死亡 体震わせ口にした名前、残された手提げ袋11:00DNA型鑑定不正、佐賀県警で何が起きたのか 原因と再発防止策は?11:00日中戦争は旧日本軍の「侵略」と表記 原爆資料館更新で長崎市が文案12:40世界遺産・姫路城の漆喰はがれる 台風6号の強風が影響か12:39コーチからマネジャーへ 変化する森保一が築いた日本代表の人間関係8:00ママ社会は「無味・無臭・無害」が鉄則? 本音が話しづらい社会で7:30