インタビュー2026年6月4日 6時00分有料記事聞き手・編集委員 宮坂麻子 沖縄県名護市辺野古の研修旅行で死傷事故が起きた同志社国際高校(京都府)について、文部科学省が安全管理を「著しく不適切」と指摘するとともに、教育活動も政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとした。自主性を重んじる私立学校として、どう受け止めるのか。日本私立中学高校連合会の吉田晋会長(富士見丘中学高校校長)に聞いた。日本私立中学高校連合会会長の吉田晋さん=2026年5月30日午前11時56分、東京都渋谷区の富士見丘中学高校 ――「政治的中立」をめぐる文科省の判断への賛否が、議論になっています。私学は法的にも自主性が尊重されていますが、今回の文科省の見解をどうみますか。 私立学校の建学の精神に基づく自主性の担保は、絶対に守られるべきものです。国公立と違い、私立学校の教育は、私立学校法第5条で監督庁の是正命令からも守られており、国も都道府県も踏み込めない。日本私立中学高校連合会も全国で約1400の加盟校がありますが、宗教法人が母体の学校など、思想はそれぞれ異なります。 ただ、教育基本法は私立学校が除外されているものではありません。どんな教育理念であれ、学校や教員の考えを押しつけるだけでは、教育とは言えない。多様な視点で捉え、多様な意見に触れ、議論して考えを深め、自らの判断で意見形成していく力を生徒につけさせるのが、教育です。そうした教育活動をめざせば、自然に立場の異なる意見を扱わざるを得ないはずです。 ――現場が萎縮するという声もあります。 今回は特異な例です。私学の先生方には、萎縮して、平和教育や主権者教育を制限する必要など全くないと強調したい。文科省は、広島、長崎の被爆地や沖縄、辺野古を訪れることも否定していません。むしろ、18歳成人になり、中学・高校の主権者教育や平和教育を重視してきている。国内外で政治が混迷する中、私たちは、卒業までに生徒が自らしっかりとした判断力を身につけ、責任ある意見を持てるように育てなくてはなりません。 ――国際情勢も緊迫しており…この記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月4日 (木)台風6号、各地で川が増水昨年の出生数、過去最少キオクシアHDがトヨタ超え6月3日 (水)来年4月から消費税1%で調整派遣大手5社がカルテルか福島第一2号機で燃料取り出し6月2日 (火)国旗損壊罪 SNS配信も対象無期フルタイムも同一賃金に就活生へ「オワハラ」 注意を6月1日 (月)本州初 石川でトキの放鳥マンション高騰で戸建て人気消えゆく高校の「学食」トップニューストップページへNYダウ600ドル超下落、米イランの攻撃で緊張高まり 原油が上昇6:07皇族数確保策、正副議長が大枠合意 立憲民主出身の福山哲郎氏が容認20:30兵庫・たつのの川の遺体、公開手配の容疑者と身元判明 母娘殺害事件6:06日経平均、早くも7万円目前 AI活況でキオクシアは一時トヨタ超え22:29日本郵政社長「今のままでは持続不可能」赤字必至の郵便どうする5:00レベル4危険警報が出たら避難指示? 東京の自治体、どう判断したか5:00