深掘り2026年6月4日 14時30分有料記事渕沢貴子佐賀県議会で謝罪する福田英之・県警本部長=2025年9月17日午前10時44分、佐賀市城内1丁目、渕沢貴子撮影 佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)のDNA型鑑定の不正が明るみに出てから約9カ月。警察庁が4日に公表した特別監察の結果報告書は、元職員(懲戒免職)が単独で関わった鑑定のうち、4割弱が不適切だったと結論づけた。8年間にも及ぶ不正は、どのようにして繰り返されたのか。多岐にわたる不正の「手口」 43歳の元職員は2012年4月に県警に採用され、15年からDNA型鑑定に従事するようになった。 不適切とされた最初の鑑定は16年8月。運転中に衝突事故を起こして逃げた疑いがある容疑者の車のエアバッグを鑑定したが、作業日を変更するなどしていた。 DNA型鑑定は主に、次のような流れで進められる。①鑑定資料に唾(だ)液・血液などが付着しているか予備検査で確かめ、必要な部分を切り出す。②唾液・血液などに含まれたDNAを抽出・精製、増幅する。③DNAが入った溶液を検査する。分析装置が正しく動作するか確かめるためDNAが入っていない溶液も同時に検査する。④DNA型を解析する。⑤書類を作成して上司の決裁を受け、結果を警察署などに回答する。⑥余った資料は警察署などに返却する。 特別監察によると、不適切な行為は①~⑥のほとんどの過程で確認された。 ①の作業すらせずに「DNA型は検出されなかった」と虚偽の報告をしたり、血液などの付着はないとして鑑定作業をやめたが、不正発覚後の調査で実施された再鑑定でDNA型が検出されたり。 盗難被害品の農作物をぬぐっ…関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月4日 (木)台風6号、各地で川が増水昨年の出生数、過去最少キオクシアHDがトヨタ超え6月3日 (水)来年4月から消費税1%で調整派遣大手5社がカルテルか福島第一2号機で燃料取り出し6月2日 (火)国旗損壊罪 SNS配信も対象無期フルタイムも同一賃金に就活生へ「オワハラ」 注意を6月1日 (月)本州初 石川でトキの放鳥マンション高騰で戸建て人気消えゆく高校の「学食」トップニューストップページへ兵庫母娘殺害の容疑者死亡 体震わせ口にした名前、残された手提げ袋11:00DNA型鑑定不正、佐賀県警で何が起きたのか 原因と再発防止策は?11:00日中戦争は旧日本軍の「侵略」と表記 原爆資料館更新で長崎市が文案12:40世界遺産・姫路城の漆喰はがれる 台風6号の強風が影響か12:39コーチからマネジャーへ 変化する森保一が築いた日本代表の人間関係8:00ママ社会は「無味・無臭・無害」が鉄則? 本音が話しづらい社会で7:30