水俣病の認定患者数、死者含めた表を追加 患者らの指摘受け環境白書

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2026年6月5日 11時00分島崎周2026年度の「環境白書」=島崎周撮影 環境省は5日、2026年度の環境白書を公表した。水俣病の認定患者数について、生存者だけでなく死亡者を含めた数を記した表を新たに載せた。生存者のみの表をもとに教科書が作られており、患者団体が「問題が矮小(わいしょう)化され、被害の甚大さや深刻さが伝わらない」と訴えていた。 環境白書では水俣病やイタイイタイ病などについて、公害健康被害補償法(公健法)による認定者数を示してきた。本文中では死亡者も含めた数を記載する一方、一覧表は生存者のみで記載。25年度白書の表では、水俣病の認定患者数は水俣湾沿岸地域の熊本県166人、鹿児島県48人、阿賀野川下流地域の新潟県34人、新潟市56人となっている。 一部の中学校社会の教科書で、環境白書の一覧表を元に、生存者数のみが記されていた。患者・被害者団体でつくる「水俣病被害者・支援者連絡会」が昨年から、「将来的には患者数がゼロになり、水俣病事件がなかったことになりかねない」と環境省に死亡者を含めた記載を求めていた。 26年度の白書では、26年1月末までの公健法による認定患者数を、死亡者も含めて3001人(熊本県1791人、鹿児島県493人、新潟県717人)と記載した。二度の政治解決による一時金などの支給対象者の数も示した。 環境省によると、記載の変更は患者団体の要望を踏まえた。少なくとも1987年度の白書から現在の記載となっていたという。理由については「判然としない」としている。 石原宏高環境相は5日、白書を閣議決定した後の記者会見で「自治体、市民など幅広い関係者のお声を丁寧に伺い、資料を作成していくことが重要」と述べる一方、「これまでの記述が不適切とは認識していない」とも話した。この記事を書いた人島崎周東京社会部|調査報道担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、人権関連トピック・ジャンルこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月5日 (金)ヤマダとエディオンが統合へ池田小学校の事件から25年川で発見の遺体 容疑者と判明6月4日 (木)台風6号、各地で川が増水昨年の出生数、過去最少キオクシアHDがトヨタ超え6月3日 (水)来年4月から消費税1%で調整派遣大手5社がカルテルか福島第一2号機で燃料取り出し6月2日 (火)国旗損壊罪 SNS配信も対象無期フルタイムも同一賃金に就活生へ「オワハラ」 注意をトップニューストップページへ高市首相、中傷動画報道で音声を確認 秘書本人か「違和感がある」11:05ウクライナ「転換点迫る」 被占領地、4月は純減 戦況の変化鮮明に5:00ポリ袋・ラップへの支出が大幅増 4月の家計調査、「買いだめ」か10:57ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領に4度目の挑戦 7日に決選投票へ11:00細木数子の娘、法務を連れたネトフリに諦め「どうこう言っても…」9:00「離婚するつもり」相手を信じたら不倫で訴えられた 最高裁の判断は7:00