複数人が負傷した刺傷事件の現場に集まる消防士や警察官=仁川市で2026年10月13日、聯合ロイター 韓国・仁川市の商業施設で13日、男性(59)が両手の刃物を振り回して施設の利用客に切りつける事件が発生した。男性は居合わせた市民の機転を利かせた行動で取り押さえられ、警察に逮捕された。韓国メディアが報じた。事件で20代女性が意識不明、他に20~50代の男女7人も病院に搬送されたが、市民の勇気で被害拡大が防がれた形だ。 事件は13日午後、映画館などが入る大型商業施設で発生。彼女と映画を見る予定だったという会社員、シン・ジュンヒョンさん(23)が騒ぎを聞きつけ近づくと、凶器を持った容疑者が下りエスカレーターを通じて映画館のある4階に上がるところだったという。Advertisement シンさんは彼女に避難を促され、一度はその場から離れようとしたが、映画館の利用客の多くが子供や女性だったことからエスカレーター方向へと引き返した。上がって来る容疑者に向かって護身用に手に取った椅子を力いっぱい投げたところ、容疑者はその場に倒れ動かなくなったという。 その後、容疑者は3階にいた別の市民によって椅子で押さえつけられ、現場に到着した警察に拘束された。シンさんは聯合ニュースの取材に対し「子供が多かったが、自分が生きたくて取った行動。被害拡大を防ぐことができて良かった」と話している。 容疑者を巡っては、過去に殺人未遂罪など複数回の犯罪歴があり、位置情報を追跡するための電子ブレスレットを着用していたと報じられている。【ソウル川口峻】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。