子犬に劇薬、おびえて手にした注射器 バックヤードで目にした「闇」

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朝日新聞記事現場から2026年10月14日 14時00分有料記事西崎啓太朗 黒田陸離 弱った子犬は素人の店員にバックヤードで注射を打たれた。そして1日もたたないうちに息絶えた。1月に店員から注射を受け、その後死んだというロングコートチワワの子犬。写真はその1カ月ほど前に、販売用に撮影されたものだという=関係者提供 注射した薬は「劇薬」とされ、原則、獣医師が打つはずのものだった。 「どうして病院で治療を受けさせなかったのか」 当時このペットショップで働いていた関係者は首をかしげる。 大阪府警は14日、無資格の店員に医薬品を打たせていたとして、ペットショップチェーン「Aペット」(本社・堺市中区)の幹部4人を獣医師法違反(診療業務の制限)の疑いで逮捕した。店の中で何が起きていたのか。入手した報告書や関係者への取材でたどります。記者は、Aペット幹部とともに逮捕された獣医師にも逮捕前、話を聞きました。 現場となった店の一つは、大阪府東大阪市のホームセンターの一角にあった。 犬や猫、鳥、魚などをケージなどで展示し、販売していた。 この関係者や捜査幹部によると、注射を打たれたのは当時生後3カ月のオスのロングコートチワワだった。 2025年11月に茨城県のブリーダーや卸業者を通じて店にやってきた。1カ月ほどは活発に動き回っていた。 茶色がかった毛並みで、体重も500グラム足らずから1キロを超えるまでに成長した。 ただ、年末年始にかけて体調を崩した。嘔吐(おうと)を繰り返し、血便も出た。 致死率が高く、治療が必要な「イヌパルボウイルス」に感染した疑いがあったという。 26年1月5日の夕方、販売担当の責任者をしていた女性が店員を呼び止めた。無資格の店員が子犬に注射をしたとされるペットショップが入っていた商業施設。店は当時Aペットが経営し、現在は別の会社が運営している=2026年10月6日、大阪府東大阪市、西崎啓太朗撮影 「バックヤードでこの犬に注射をするから手伝ってほしい」 この責任者は、注射をする人に必要な獣医師免許や愛玩動物看護師の資格を持っていなかった。 獣医師に相談したそぶりもなかった。 店員が「病院に連れていかな…この記事を書いた人西崎啓太朗大阪社会部|事件・事故担当専門・関心分野宗教、移住、災害、中東地域黒田陸離大阪社会部|府警担当専門・関心分野地方取材、スポーツ、平和、人権関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月14日 (水)高市首相、簗氏の進退に含み旧統一教会 最上位機関を新設ドジャース逆転負けで2連敗10月13日 (火)ノーベル経済学賞に米2氏小中学校の多目的トイレ不足新宿区で住宅地の民泊禁止へ10月12日 (月)サウジ空港攻撃 12人死亡マンジャロ用いた減量に警鐘EVの国内販売 2.5倍に10月11日 (日)トランプ政権 ICCに制裁西山朋佳白玲が将棋棋士資格犬猫の殺処分、10年で9割減トップニューストップページへ平和賞のピレイ氏「言語道断だ」単独会見で憤り 米国のICC制裁に3:21簗氏の無料送迎、首相「公選法違反かどうかは当局が判断すべきもの」13:45ロシア、北海道新聞記者をスパイ容疑で拘束 2カ月間の勾留決定か10:27役員会議室のTV背面に盗聴器仕掛けたか オープンAI従業員を訴追12:01秩父事件を歩く 農民たちの蜂起はなぜ起き、なぜ広がらなかったのか11:30アフリカ向けに電源不要の保育器を開発した医師 きっかけは熊本地震12:00