伝説が生まれたネパールへ再び ゴダイゴが届ける音楽のぬくもり

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バンド「ゴダイゴ」が1980年にネパールの首都カトマンズで行った野外コンサートの様子。左から順に、ミッキー吉野さん、タケカワユキヒデさん、故・浅野孝已さん=ハブ・マーシー提供 乾いた風が吹き、土ぼこりが舞い上がる。後に「伝説」と語り継がれる野外コンサートは1980年2月7日、ネパールの首都カトマンズで開かれた。建国以来初となる大規模なロックコンサートだった。 会場の国立競技場にはカトマンズの当時の人口の約3分の1にあたる6万人もの人々が押し寄せた。「ロックコンサート」が何たるかも知らないまま熱を帯び、ステージを取り囲む大観衆。その中心に立っていたのが、今年デビュー50周年を迎えた人気バンド「ゴダイゴ」だ。全2回の前編です。後編へのリンクは文末に「新しい体験と再発見」を形に 76年のデビューから2年後、ゴダイゴはテレビドラマ「西遊記」のエンディングテーマとして書き下ろした「ガンダーラ」を大ヒットさせる。以降、同ドラマのオープニング曲「モンキー・マジック」や「ビューティフル・ネーム」など次々に楽曲を発表し、一躍人気バンドとなった。 初めてネパールを訪れたのは、日本での音楽活動が多忙を極めるさなかのこと。ゴダイゴのプロデューサーだったジョニー野村さん(2021年に75歳で死去)に旅に出ようと誘われた。シルクロードを舞台にしたゴダイゴの映画を作ろうという企画で、ネパールのほかアフリカやトルコ、中国など世界中を巡ることになった。 当時、リーダーのミッキー吉野さん(74)は「新しい体験と再発見」を掲げてバンドを率いていた。「全ては物作りのため」。一連の旅で感…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事