前線近くでスターリンクをセットアップするウクライナ兵士ら=ウクライナ東部ドネツク州で2025年4月10日、ロイター バルト3国の一つ、リトアニアの首都ビリニュス郊外で18日未明、米スペースX社が提供する衛星通信サービス「スターリンク」の基地局に対する放火未遂事件があった。リトアニアの公共放送LRTなどが報じた。スターリンク関連施設の破壊を狙った事件はポーランドやブルガリアでも相次いでいる。 スターリンクは、ロシアの侵攻を受けるウクライナの重要な通信インフラ。無人航空機(ドローン)による攻撃や迎撃の誘導などに用いられている。ロシアによるウクライナの継戦能力弱体化を狙った破壊工作とみられている。Advertisement LRTなどによると、リトアニアのシンケビチュウス首相は「治安当局が基地局側に事前に攻撃の可能性を警告していた。警備が強化されていたため未遂に終わった」と明らかにした。火災はすぐに鎮火し、業務への支障はなかった。発火性の液体や3~10リットルの複数の容器が現場から発見されたという。シンケビチュウス氏は地元メディアに「ロシアのハイブリッド攻撃の一環であることは明らかだ」と語った。 ロイター通信によると、リトアニアの隣国ポーランドでは9月にスターリンクの関連施設で火災が発生し、電力システムと予備発電機が損傷した。ブルガリアでは10月10日、複数のスターリンクのアンテナが放火されたという。【ブリュッセル鈴木一生】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】