にぎわう店内で食事を楽しむ家族連れ=東京都墨田区の「資さんうどん両国店」で2026年7月7日、幾島健太郎撮影 1杯176円の生ビール(中ジョッキ)に、1杯500円台の「ごぼ天うどん」――。 低価格路線の店舗を急速に増やしているのが外食業界2位のすかいらーくホールディングス(HD)だ。 物価高(インフレ)で消費者の節約志向が高まる中、「お得感」を武器に客層の拡大を狙う。 原材料価格の上昇などでメニューや商品の値上げラッシュが続く中、外食やコンビニエンスストア業界は生き残りをかけ新たな戦略を打ち出している。九州ローカル「資さんうどん」買収 平日の夕暮れ時、東京都墨田区にある「資(すけ)さんうどん」で、家族連れや会社員らがうどんをすすっていた。 40代の2人組女性は「値段が1人でこんなに食べても1000円にはいかない。安いし、ゆっくり話せる」と満足そう。 保育園児の子供2人を連れて来店した30代男性は「今週2回目。軟らかめの麺と甘さを感じるダシで子供も食べやすい」と話した。 資さんうどんは福岡県発の九州ローカルチェーン。うどんの本場「讃岐うどん」とは異なる軟らか麺が特徴だが、手ごろな価格帯も人気の理由になっている。 ごぼうの天ぷら3本がのった「ごぼ天うどん」は税込み500円台。1品100円ちょっとのおでんメニューも用意し、仕事帰りのサラリーマンの「ちょい飲み」需要も取り込む。 すかいらーくHDが資さんうどんを約240億円で買収したのは2024年のことだ。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】新米収穫もコメ卸から「手のひら返し」 非情な現実に産地は関連記事