英ロンドンを走る地下鉄=2025年7月、福永方人撮影 英政府は19日、公共交通機関の車内での迷惑行為に対する新たな防止策を発表した。列車でスマートフォンなどで動画や音楽を大音量で視聴し、職員の停止要請を拒否した乗客は、最大1000ポンド(約21万円)の罰金を科される可能性がある。バスの乗客の場合、大音量の視聴やゴミのポイ捨て、電子たばこの使用などで最大100ポンドの罰金が発生する。 英国の公共交通機関では、イヤホンやヘッドホンを付けずにスマホから大音量で動画などを流したり、スピーカー機能を使って大声でビデオ通話をしたりする乗客が散見される。注意した他の乗客や運転手とトラブルになるケースもある。Advertisement イプソス社の9月の世論調査(成人約1100人が対象)では、そうした大音量再生に88%が反対し、スピーカーでのビデオ通話には75%が「容認できない」と答えている。 そのため、政府は「騒音ではなく、車両を共有しよう」と呼びかけ、厳しい罰則を導入した。 バーナム首相は声明で、そうした迷惑行為について「イライラさせられ、旅が台無しになってしまうこともある」と指摘。ヘッドホンの使用を促すなどの今回の対策で「ささいなことだが、旅が少しだけ快適になるだろう」と述べた。【ロンドン福永方人】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。