ハンガリーのマジャル首相=スロベニア北部ブレッドで2026年8月、ロイター マジャル首相の新興野党「ティサ(尊重と自由)」が圧勝を収めたハンガリーの総選挙から半年余り。欧州連合(EU)加盟国でありながら反EUともとれる動きを強めたオルバン政権が退陣に追いやられたことで、変化はあったのだろうか。街角で市民に聞くと、マジャル政権の改革への期待とEUとの関係強化を期待する声が目立った。【ブダペスト、デブレツェンで岡大介】 「傷ついた経済を再生しようとしている。現時点では、良い調子だと思う」 4月の総選挙でティサの勝利を祝ったブダペスト工科経済大学で物流工学を学ぶパール・バルナバーシュさん(20)は新政権を評価した。 オルバン政権下の16年間でのハンガリーの経済成長は周辺国に見劣りした。一度下野したオルバン氏が首相に返り咲いた2010年ごろ、1人当たり国内総生産(GDP)は同じ旧共産圏でよく比較されるポーランドをわずかに上回っていた。だが、25年現在は逆転され、1割近くの差を付けられている。 経済を立て直す上で大きなカギを握るのが、オルバン政権下で悪化した…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。