中国・丹東市から対岸の北朝鮮・新義州市へ架かる鴨緑江大橋=2026年10月6日、河津啓介撮影 完成から12年を経て中国と北朝鮮を結ぶ新橋「鴨緑江大橋」が15日、正式に開通した。中国国営新華社通信が伝えた。両国合同の開通式後、トラックが列をなして橋を通過した。開通式では中朝両国の首相がビデオであいさつし、中国の李強首相は「中朝の伝統的友情を象徴する新たなランドマークになる」と開通の意義を強調した。 両国は2010年に橋の建設で合意し、14年に本体工事は完了。だが、中朝関係の曲折により長く未開通のままになっていた。Advertisement 15日午前の開通式は橋の中央部分で開かれ、互いの政府関係者らが出席。その間、中国側の橋周辺は一般人の立ち入りが規制されたという。 北朝鮮はロシアとの間でも9月に自動車橋を新設したばかり。中露それぞれを後ろ盾とし、米国をにらみ外交的立場を強化しようという思惑とみられる。中国にとっても北東アジアでの主導権を握るうえで北朝鮮との関係強化が重要になっている。 折しもトランプ米大統領が米朝首脳会談に前のめりな発言を繰り返しており、中朝の緊密化が地域情勢にどんな波紋を投げかけるか関心を集めている。【北京・河津啓介】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。