被害者の笑顔の意味は 元検事は問う、司法は性暴力を理解しているか

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インタビュー2026年10月15日 17時00分有料記事聞き手・大貫聡子田中嘉寿子弁護士はかつて担当した性犯罪事件の被害者から送られた花を事務所の机に置いている=2026年8月28日、大阪市中央区、大貫聡子撮影 性暴力事件の捜査で警察や検察の「2次加害」や、性的行為の「同意」をめぐる裁判所の判断に批判が絶えない。司法は性暴力に理解が足りないのか。検察官として性犯罪や性虐待の捜査に長く関わり、今年8月に「性犯罪・児童虐待捜査ハンドブック 第2版」を出版した田中嘉寿子弁護士(大阪弁護士会)に聞いた。 ――性暴力の実態を知らないのでは、と疑問を抱くような司法判断が散見されます。 私は1991年に検察官になりましたが、2017年の刑法改正で強姦(ごうかん)罪から強制性交罪に変わるまでは、刑法の教科書での記述も簡素で、司法試験に出題されることもなく、ジェンダー法学者以外に研究対象とされることも少なかった。歴史的に軽視されてきたという印象があります。 ――性暴力を集中的に担当するようになったのはいつからですか。 05年に仙台地検に赴任してからです。被害者への配慮という観点から、被害者の多くが女性である性暴力は女性が担当したほうがいいだろうと。年間50~60件は担当したと思います。ただ被害者からどう話を聞くのか、どう裏付けをとるのかについて検察内の知見は乏しく、周囲に経験の多い先輩もいませんでした。 ――ハンドブックでは子どもへの性虐待についても多くの紙幅を割いています。 神戸地検に異動すると性虐待を担当することが増えました。中でも実父から性虐待を受けた子の事件は今も忘れられません。 〈当時7歳だった被害者が母…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人大貫聡子くらし科学医療部専門・関心分野ジェンダーと司法、韓国、マイノリティー関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月15日 (木)簗農水相が辞表提出ロシアが日本の記者を拘束レタスの価格が平年の2倍超に10月14日 (水)高市首相、簗氏の進退に含み旧統一教会 最上位機関を新設ドジャース逆転負けで2連敗10月13日 (火)ノーベル経済学賞に米2氏小中学校の多目的トイレ不足新宿区で住宅地の民泊禁止へ10月12日 (月)サウジ空港攻撃 12人死亡マンジャロ用いた減量に警鐘EVの国内販売 2.5倍にトップニューストップページへ産婦人科など利用のシステムに不正アクセス 最大800機関に影響14:30ドラム式洗濯乾燥機64万台に発火のおそれ パナソニックがリコール16:50被害者の笑顔の意味は 元検事は問う、司法は性暴力を理解しているか17:00織田翔希が米球界に挑戦 加速する「人材流出」、危機感抱く日本球界16:00日本アニメ人気の中国で異変 新作届かず、海賊版へ向かうファンたち7:00平均年収1千万でも不十分? 節約、公営スーパー…アメリカのリアル6:00