「うるう秒」を廃止→「うるう時」の導入決定 調整は数百年後か

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うるう秒を表示する掲示板を見る人たち=東京都小金井市で2017年1月1日午前8時59分、宮武祐希撮影 世界共通の単位を決める国際度量衡総会が15日、フランスで開かれた。地球の自転に基づく時刻と原子時計による正確な時刻のずれを調整してきた「うるう秒」を廃止し、代わりに3600秒のずれをまとめて調整する「うるう時」を導入することを決定した。2027年5月から運用を変更するが、うるう時が初めて発生するのは数百~1000年後になる見込みだという。 現在、世界標準時の計測には、セシウム原子の振動を基にした原子時が用いられている。一方で地球の自転速度は一定していないため、ずれが0・9秒より大きくなると予測されると「うるう秒」を挿入し、時刻を調整していた。Advertisement うるう秒は1972年に導入され、これまで27回挿入された。直近では、日本時間17年元日の午前9時前に「午前8時59分60秒」として1秒を挿入した。 しかしコンピューターの時刻管理やシステム運用への影響が深刻化し、00年ごろから見直しの議論が続いていた。これまでは地球の自転速度が遅くなる傾向にあったが、近年は逆に速まっている。1秒を削除する「負のうるう秒」が初めて生じ、混乱が起こる恐れも懸念されていた。 「うるう時」はずれを1時間まで許容し、まとめて一気に調整する。1時間単位の調整は、欧米のサマータイムなどで広く行われているため、システムへの影響は生じにくいと考えられている。【信田真由美】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。