外国ルーツの2人が政治団体設立 「共生から共創」に込めた思い

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鄭宰旭さん(左)とババホジャエバ・オルズグルさん=東京都内で2026年9月4日午後5時12分、古瀬弘治撮影 外国にルーツを持つ2人がこの夏、政治団体を設立した。来年の統一地方選に向け、候補者の擁立を目指すという。2人がこの国で目指すものとは。外国人・日本人の立場理解 ウズベキスタン出身で東京都世田谷区議のババホジャエバ・オルズグルさん(40)と、韓国出身で新宿区議選への立候補を目指す鄭(てい)宰旭(あきら)さん(61)。8月に政治団体「新世党」を設立し、オルズグルさんが代表、鄭さんが共同代表にそれぞれ就任した。団体名は新宿と世田谷の頭文字を組み合わせた。 オルズグルさんは首都タシケントで母子家庭に育ち、厳しい経済状況のなかで学生時代を過ごした。「ひらがな」に魅了されたのをきっかけに、国立大学の日本語学科へ進学。21歳で日本企業に勤める日本人男性と結婚し来日した。 しかし、来日後は厳しい現実にも直面した。就職活動では日本の大学を卒業していないことなどを理由に50社以上で不採用に。起業する際も「外国人だから」「女性だから」と事務所を借りられなかった。だから「女性や外国人など、不利な立場に置かれている人たちが等しく輝ける社会をつくりたい」と政治家を志した。2023年の区議選に出馬し、75人中9番目の得票数で当選を果たした。 鄭さんは出身地の釜山が長崎・対馬に近く、日本のテレビ番組を見て育ち、日本は身近にあった。1985年に来日し、専門学校で学んだ後、一度帰国。97年に家族とともに再来日し、飲食店などを経営した。10年ほど前からは東京・新大久保を拠点に地域活動に関わり、韓国系商店主らでつくる新宿韓国商人連合会の設立にも関わった。 新大久保では10年代にヘイトデモが多発し、閉店が相次いだ。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】アイヌ遺骨収集で北大が謝罪 「血の通う」対応への出発点に関連記事