Microsoft Office互換を本気で目指すOSS「ibisOffice」が公開。Rust製の新世代オフィススイート

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株式会社アイビスは10月14日、Word・Excel・PowerPoint形式のファイルを閲覧・編集できるオープンソースのオフィススイート「ibisOffice」を公開しました(ニュースリリース)。対応形式は.docx、.xlsx、.pptxで、Microsoft Officeとの高い互換性を目指して開発されています。ibisOfficeの最大の特徴は、「Microsoft Officeで作成した文書を開いてもレイアウトが崩れないこと」を重視している点です。行の折り返しやページ区切り、表やグラフの表示などをOfficeと同じ結果に近づけるため、実際のOfficeが出力したPDFと画素単位で比較しながら検証を続けているとされています。Word文書では縦書きやルビ、脚注、目次などに対応し、Excelではピボットテーブルや条件付き書式、グラフなどをサポート。PowerPointではアニメーションや発表者ビューにも対応しており、マクロ付きファイルも内容を保持したまま保存できます。RustとGPUを活用し、高速動作を実現ibisOfficeはゼロからRustで実装されており、描画処理にはGPUを利用しています。WindowsではDirect3D、macOSではMetal、ブラウザ版ではWebGPUを活用することで、スクロールやズーム操作を滑らかに行えるのが特徴です。デスクトップ版だけでなくWeb版も用意されており、WebAssemblyとWebGPUによってブラウザ上で動作します。ローカルファイルを開く際もファイル内容をサーバーへ送信しない仕組みを採用しているため、プライバシー面でも配慮されています。公開されたベンチマークは、ファイルの読み込みやPDF変換速度でMicrosoft OfficeやLibreOffice、ONLYOFFICEと比較して、高速な処理性能が確認できます。実際に手元のmacOS版も非常に素早く起動することが確認できました。クラウドストレージとの連携や共同編集も視野アイビスは自社クラウドストレージサービス「ibisStorage」を展開しており、今後はそのオンライン環境上でWord、Excel、PowerPointファイルのプレビューや編集を実現する計画です。さらに将来的にはLinux対応や複数人による共同編集機能の提供も目指しているとのことです。既存のLibreOfficeやONLYOFFICEに続く新たなOSSオフィススイートとして、高いOffice互換性とRustベースのモダンな設計を武器に今後の成長が注目されそうですGitHubのリリースページから、macOS版とWindows版の実行ファイルをダウンロードすることができます。