トランプ米大統領(手前)とザカリア報道官=ホワイトハウスで2026年10月13日、AP 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は16日、米ホワイトハウスのザカリア報道官が解任されたと報じた。ザカリア氏は9日にトランプ大統領から指名されたばかりだったが、司法試験に合格していないのに「弁護士」を名乗っていた疑いが浮上していた。トランプ政権の人材登用のずさんさが露呈した形で、11月3日の米中間選挙を前に政権には打撃となる。 ザカリア氏は8月末に退任したレビット報道官の後任として就任した。その際、トランプ氏は自身のソーシャルメディアへの投稿で「法科大学院を優秀な成績で卒業した弁護士」として紹介し、「力強い結果をもたらしてくれる」とも述べていた。Advertisement ところが米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ザカリア氏は2011年に西部カリフォルニア州のペパーダイン大法科大学院を卒業したものの、同州の司法試験では不合格だった。同年、中国・北京に移住し、地元の大手法律事務所に就職して国際法務を担当していた。その後、米国に戻ってメディア出演した際には「弁護士」の肩書を使っていた。 ザカリア氏は13日にホワイトハウスで初めての記者会見に臨んだが、言いよどみやぎこちない姿も目立ち、記者からの挙手が続く中、約15分で会見を打ち切った。報道官としての適性を疑問視する声も出ていた。【ワシントン平野光芳】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】