【阪神-DeNA】八回表DeNA2死、本塁打を放ち喜ぶ牧秀悟(右)=阪神甲子園球場で2026年10月15日、長澤凜太郎撮影写真一覧阪神―DeNA(15日・甲子園) 甲子園球場が静まり返る中、左翼席上段の一角に陣取ったDeNAファンから大きな歓声が上がった。DeNAの牧秀悟が均衡を破る一発を放った。 両チーム無得点の八回2死。カウント1―1から甘く入った3球目を捉えると、打球は高い放物線を描き、左翼席に飛び込んだ。「終盤に得点することができてうれしいです」。お互いに好機を生かせない中、牧の今年のクライマックスシリーズ(CS)3本目となるアーチが試合を動かした。Advertisement DeNAは五回1死満塁から、好投していた先発の尾形崇斗の打順で、代打・筒香嘉智を送りながら生かせなかった。短期決戦ならではの思い切った策を打ったものの、阪神の最多勝左腕・高橋遥人の力投の前に打線が沈黙していた。 ただ、相手も追い詰められていた。阪神は14日の試合で途中交代した佐藤輝明がベンチを外れた。さらに3番の森下翔太も六回の打席を終えた後に退いた。球団初のセ・リーグ連覇に貢献した主軸2人を欠き、マウンドで孤軍奮闘していた高橋が1球で力尽きた。 両チームとも力を振り絞る接戦となった第2戦。ファーストステージを勝ち抜いたDeNAの勢いが、牧のバットに乗り移ったようだった。【村社拓信】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事