従来のサイバー攻撃との違いのイメージ 相次ぐ企業の個人情報漏えいを巡り、誰もが使うスマートフォンアプリが不正アクセスの「入り口」になっている事例が確認された。人工知能(AI)を使ったアプリ解析で、従来にはない効率的な攻撃が可能となっている恐れがある。アプリ解析時間を大幅短縮 国の研究機関である情報通信研究機構(NICT)が、今年8月以降に発生した不正アクセス事案を調査した結果を13日に公表した。 ユーザー向けに一般公開されているアプリに何者かがアクセスしプログラムを解析することで、アプリの接続先のサーバーなどの情報を収集。この情報を手がかりに、サーバーの脆弱(ぜいじゃく)性を見つけ出し、サイバー攻撃を仕掛けていた。 この手法であれば、アプリ自体に脆弱性がなくともサーバー側に不備があれば、個人情報の漏えいにつながる恐れがある。サーバーごとに異なる脆弱性に合わせ、攻撃手法が個別に組み立てられていることも確認された。 調査を実施したNICTのCYNEX研究開発運用室・安田真悟室長は「AIが介在することで、効率的な攻撃を可能にしているとも考えられる」と指摘する。 安田氏によると、アプリを人間の手で解析すると…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】焦点は「投稿内容」から「設計」へ SNS規制の本質関連記事【最新記事】