「国宝」ロケ地、京都・舞鶴の漁師町「吉原」 重伝建に選定へ

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運河のような「吉原入江」には漁船が浮かび、漁師町の風情を伝えている=京都府舞鶴市吉原地区で10月2日午後0時15分、塩田敏夫撮影 国の文化審議会は16日、江戸時代の漁師町の風情を残す京都府舞鶴市吉原地区を重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定するよう文部科学大臣に答申した。官報告示を経て国内131カ所目の保存地区となる。舞鶴市内では初のケース。【塩田敏夫】幕末以降に建てられた町家ずらり 重伝建は日本の歴史的な町並みを保存するため、国が特に価値が高いと認めたもの。建築物を修理する場合に補助金が出るなどの制度がある。府内では、舟屋が並ぶ伊根町伊根浦をはじめ、ちりめん街道の愛称で親しまれている与謝野町加悦などが選定されている。 保存地区(8・9ヘクタール)は舞鶴西地区を流れる伊佐津川の河口東側に運河のように伸びる「吉原入江」に沿った南北550メートル、東西130メートルの範囲で、指定された建築物は165件。幕末から昭和30年代までに建てられた町家が並ぶ。地区内に国の登録有形文化財に指定された銭湯「日の出湯」もあり、今も多くの住民が利用する。 当初は、舞鶴西地区中心部の田辺城の湾岸沿いに東西2町に分かれた漁師町として誕生したが、1727(享保12)年の大火で焼失。翌年に北500メートルの現在地に移転した。 1909(明治42)年の大火で道路の拡幅が一部で行われたが、江戸時代からの地割に大きな変化はなく、細長い短冊形の敷地に町家が建ち並ぶ昔ながらの姿を伝えている。市によると、漁師は減少し、現在漁業関係者は20~30人という。過去にも映画のロケ地に…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事