【東京ヴ-FC東京】前半、パスをつなぐFC東京の稲村隼翔選手(右)=味の素スタジアムで、藤井達也撮影写真一覧 <10月17日 J1 東京ヴェルディ 0―4 FC東京> 「彼にとって、ブレークスルー(壁を破る)のシーズンになると思うよ」 さまざまな選手と共にプレーしてきたFC東京のショルツ選手がほめたたえた「彼」とは、「東京ダービー」でキャプテンマークを巻いて出場した稲村隼翔選手。 5試合連続の無失点に貢献しただけでなく、CBの位置から長短のパスを使い分けてチームをコントロールした。Advertisement 「何試合連続というのは気にせず、1試合ずつ取り組んでいる。失点しなければ勝てるという自信が、今チームにある」 試合終盤には、笑顔も見せてプレーを楽しんだ。5連勝という結果が伴い、プレーに充実感があふれている。 「東京ダービー」で気持ちも入っていた。ショルツ選手の先制点が決まると、喜びの輪の中、両手でピッチを指さして見せた。 「ここは自分たちのホームであることを証明しようという気持ちがあった」 自慢のパスにも磨きがかかっている。チームメートから「(狭いスペースを狙う)刺すパスが多すぎると言われたので、今日はバランスを取った」と試合後、稲村選手が笑顔を見せながら話した。 3点目の場面は、対角線のロングパスを右サイドの大森理生選手に通した。大森選手は中央へ折り返し、長倉幹樹選手のゴールが決まった。 ケガで離脱している室屋成選手から預かるキャプテンマークにも覚悟を持っている。 「(室屋)成君が出れなくて、副キャプテンとして責任を持ってやらないといけないと自覚している」 チームの成績と比例するように稲村選手は高水準のプレーを続ける。自らの殻を破り、チームのために。FC東京はまだまだ止まらない。【藤井達也】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】MatchPHOTO J1浦和戦 永野修都 ハタチのスタート